弟系男子〜ばんぱーさんの場合〜 ページ48
ばんぱーside
｢カズくん、まだ泉さんにエスコートされてるんか？｣
久々に東京に遊びに来たユウくんの第一声
その言葉に飲んでいたジュースを吹きそうになった
｢いやっ、まあ…｣
｢遠慮しすぎちゃう？嫌われんで｣
｢直球すぎるよユウくん…｣
｢もっとエスコートしてやらんと、待ってるんとちゃうか？｣
待ってる…？
俺がエスコートするのを？
｢でも…泉さんなんでもこなしちゃうんよ｣
｢完璧な人間なんておらんねん。どこか弱点があるはず｣
｢俺の前で弱い顔見せないんだよ！？どうすればいいか…｣
｢今とは逆の行動をしてみるんや、攻めて攻めて攻めまくれ！｣
弱点か…
探してみるか
家に帰って部屋の電気をつける
｢どわぁ！？｣
ソファに寝っ転がって寝てる泉さんを見つけて
変な声で驚いてしまった
俺らは付き合ってはいるが同棲してない
電気がついてなかったらいないと思うだろ
｢ビビりか、一樹｣
｢ビビりですよ！｣
｢可愛い｣
泉さんはソファに座り直してテレビをつけた
躊躇いながら泉さんの隣に座る
｢泉さんって、なんか弱点ないんですか？｣
｢弱点？そんなん本人に聞くもんじゃないでしょ｣
｢そう…ですよね…｣
どうやって探れば…
ユウくんの言葉がフラッシュバックする
｢攻めて攻めて攻めまくれ｣？
｢泉さん｣
｢何？…って、ほんとに何！？｣
泉さんの肩を掴んで自分の体重を乗せる
流石の泉さんでも倒れる
倒れやすいように足も少し引いた
泉さんは目を見開いて俺の目を交互に見る
｢好きです｣
｢…知ってるよ｣
そう言うとは思ってたけど
いざ言われるとキュンとしてしまう
泉さんは余裕の笑みを浮かべてる
やばい、このままじゃまた泉さんのペースだ
俺はついていた手を曲げて
肘ドンのソファバージョンをした
一層、泉さんの顔に近づいて俺が照れてしまいそう
それを必死に耐えて泉さんの目を見た
その時、泉さんの手が
俺の着ているパーカーをぎゅっと握った
｢一樹、好き｣
初めて泉さんから好きって言って貰えた
これは、エスコートというのだろうか
｢知ってますよ｣
少し笑って泉さんにキスをした
初めて、俺からキスできた
泉さんの顔が赤くなっているのに気づく
俺も男だ
歯止め効かないかも
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ゆーや(プロフ) - ほしずきさん» 感想ありがとうございます！たまにはこういう系もいいですよね！ (2019年12月1日 9時) (
レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
ほしずき - 猫耳・・・いいなあ・・・ (2019年11月30日 23時) (レス) id: 62e3ef1c6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーや(プロフ) - ほしずきさん» 感想ありがとうございます〜！ (2019年11月11日 7時) (レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
ほしずき - 無事テスト終わりました〜ポッキーん時の最後のyuyqさんいろいろと悲惨wwwつるぎさん時の後輩ナイスタイミングだなぁお疲れ様です！ (2019年11月10日 21時) (レス) id: 62e3ef1c6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーや(プロフ) - ほしずきさん» リクありがとうございました！テスト頑張ってください！ (2019年11月9日 15時) (レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーや | 作成日時：2019年10月17日 20時
