喧嘩〜yuyqさんの場合〜 ページ42
｢なんで優哉なんかに指図されなきゃならないの！ほっといてよ！｣
私は今、優哉にキレてる
あっちも相当キレてる
理由は、私が好きでもない人と付き合ってるから
相手が可哀想だとか別れろとか言ってくる
どうしてそんなことしてるか知らないくせに
｢じゃあほっといてやるよ！あとでどうなっても知らねえからな！｣
そっぽを向いていなくなった
｢ほんとに…なんなの…｣
瞼をこすって涙を引っ込めようとする
後ろから肩を叩かれて振り返った
一応今付き合ってる人が後ろにいた
｢どうしたの？｣
｢えっ…いや別に｣
｢喧嘩してたじゃん｣
盗み見なんて趣味悪い
｢いいんだよあんなやつ｣
不貞腐れて唇が尖ってるのが自分でも分かる
別に…いいんだもん…
｢泉ちゃんは優哉くんのこと好きだったんだよね？｣
｢はっ！？な、なわけないじゃん！｣
｢嘘下手だね、俺と付き合ったのも優哉くんを妬かせたいとか思ってたんじゃない？｣
容赦なく私の心に突き刺さる言葉
｢いいの？このまま俺と付き合ってて｣
優哉とこのまま話さなくなるなんて嫌だ
そんなの重々承知だ
｢泉ちゃんと別れるのは辛いけど、それで泉ちゃんが幸せになれるなら行っておいで｣
｢…ごめんっ｣
深く頭を下げて走り出す
直ぐに優哉の姿が見えた
｢優哉ぁ！｣
お腹の底から声を張り上げて叫んだ
優哉の足が止まる
｢何しにきたんや｣
肩で息を整え大きく息を吸った
｢好きなんだよバカー！！！｣
息が切れる
優哉は唖然としてると思ったのだが
何故か冷静だった
｢知ってるわ、今更何言ってんねん｣
｢えっ｣
｢まさか知られてないと思ってたんか？｣
知られてるなんて思ってるわけない
なんで私の方が驚かされてるんだ
｢だったらなんで怒られたの私…｣
｢それはっ…あれや…あの…あぁぁもう！そんくらい分かれアホ！｣
｢はぁ！？私はエスパーじゃないですー！｣
｢バカ泉！｣
｢うるさいアホ優哉！｣
プクッと頬を膨らませる
優哉に笑われてもっと腹が立った
｢で、俺と付き合うんか？｣
｢は？｣
｢俺は泉が好きやけど、付き合うんか？｣
いきなり真剣な顔しないで
照れてしまうから
｢付き合う…｣
恥ずかしくて顔が見れない
｢ま、お前みたいなおてんば娘を扱えるのは俺だけやからな｣
｢やっぱムカつく！｣
｢そんな俺を好きになったのはお前や｣
否めない
好きだから
大好きなんだから
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ゆーや(プロフ) - ほしずきさん» 感想ありがとうございます！たまにはこういう系もいいですよね！ (2019年12月1日 9時) (
レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
ほしずき - 猫耳・・・いいなあ・・・ (2019年11月30日 23時) (レス) id: 62e3ef1c6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーや(プロフ) - ほしずきさん» 感想ありがとうございます〜！ (2019年11月11日 7時) (レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
ほしずき - 無事テスト終わりました〜ポッキーん時の最後のyuyqさんいろいろと悲惨wwwつるぎさん時の後輩ナイスタイミングだなぁお疲れ様です！ (2019年11月10日 21時) (レス) id: 62e3ef1c6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーや(プロフ) - ほしずきさん» リクありがとうございました！テスト頑張ってください！ (2019年11月9日 15時) (レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーや | 作成日時：2019年10月17日 20時
