姉弟〜yuyqさんの場合〜 ページ36
yuyq side
俺の視線の先には
親に褒められている姉ちゃんがいた
｢この調子なら大学進学も楽勝やな｣
父にそう言われ喜ぶ姉ちゃん
｢それに引替え優哉、まだ部活に打ち込んでるんか｣
｢楽しいんやもん｣
｢そんなの将来何の役にも立たん。泉みたいに勉強を頑張ったらどうや｣
いつも姉ちゃんと比べられる
それが嫌だった
けれど姉ちゃんのことは大好きだ
部活の練習に付き合ったりしてくれる
俺を認めてくれてるから
｢優哉は優哉なんやから気にせんでええんよ｣
そう言って励ましてくれる
そんな姉ちゃんは俺の唯一の理解者だ
ある日、家に帰ってきた俺は目を疑った
姉ちゃんの自慢だった綺麗な長い髪が
バッサリと切られていた
｢優哉おかえり｣
｢姉ちゃん…その髪…｣
ベリーショートと言ってもいいくらいの髪
｢どう？｣
｢驚いたよ、めっちゃ切ったんやな…｣
まるで…俺がもう一人いるようで…
髪の色が違っても髪型は一緒
｢変かな｣
｢全然！いいと思う｣
｢ありがとう｣
安心したように笑って自室に入ろうとする姉ちゃん
｢髪を似せても、優哉にはなれないよね｣
姉ちゃんの目は悲しみに満ちていた
閉まりそうになるドアを勢いよく開ける
｢うわぁ！壁傷つくよ！？｣
｢姉ちゃんは姉ちゃんやろ！？｣
俺の言葉に目をぱちくりさせる
｢むしろ俺が姉ちゃんになりたいよ｣
｢私になったら親の期待に押し潰されそうになる毎日を送るだけやで｣
そうだったんだ
｢優哉が羨ましい。自分のしたいことが出来て｣
姉ちゃんに言われるまで気づかなかった
自分が親の制止を無視しているだけだと思っていた
｢でも今更、親の期待を裏切ることなんて出来ない小心者やから。いくら髪を似せたって優哉みたいに強くなれない｣
俺の前でも強いままだった姉ちゃんが泣いてる
泣かないで欲しい
傷ついて欲しくない
そう思って俺は姉ちゃんを抱き締めた
｢姉ちゃんの人生なんやで。自分で決めな辛くなるだけやろ｣
こんなに泣いてる姉ちゃんを見たのは
小学生以来だった
｢俺の姉ちゃんや。俺より強くなくてどうするん！｣
｢そうやね、私は優哉の姉ちゃんやもんね｣
ニコッと笑い涙を拭いた
これから姉ちゃんがどういう人生を送るか
楽しみでしかたがない
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この話、ある曲を元に書いたんですけど
内容ちゃんと出来てますかね？
文才ないのが辛すぎますね…
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ゆーや(プロフ) - ほしずきさん» 感想ありがとうございます！たまにはこういう系もいいですよね！ (2019年12月1日 9時) (
レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
ほしずき - 猫耳・・・いいなあ・・・ (2019年11月30日 23時) (レス) id: 62e3ef1c6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーや(プロフ) - ほしずきさん» 感想ありがとうございます〜！ (2019年11月11日 7時) (レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
ほしずき - 無事テスト終わりました〜ポッキーん時の最後のyuyqさんいろいろと悲惨wwwつるぎさん時の後輩ナイスタイミングだなぁお疲れ様です！ (2019年11月10日 21時) (レス) id: 62e3ef1c6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーや(プロフ) - ほしずきさん» リクありがとうございました！テスト頑張ってください！ (2019年11月9日 15時) (レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーや | 作成日時：2019年10月17日 20時
