ビジネスパートナー〜ばんぱーさんの場合〜 ページ12
私はこの会社に入社して6年目
俗に言う中堅社員というやつだ
なのにどうして、入社2年目の人間と組まされているのか
仕事ができない訳でもないのに…
｢おっはようごさいまーす！泉さん！｣
｢あ、おはよう｣
｢おはようございます、ヒロヤさん！｣
会社中の人間全員に挨拶してるんじゃないか思う
斎藤の性格が部長に好かれたのか
だから中堅社員の私と組まされたのか
｢斎藤、今日は○○会社に挨拶に行く日だから準備して｣
｢分かりました！｣
会社の廊下を2人で歩く
｢ねぇねぇ、あの二人でしょ｣
｢そう、太陽と月ペア｣
｢ちょっと聞こえるって｣
会社で密かに言われてるこのあだ名
ペアとか、バトミントンかよ
なんて強がってるけど、結構ショック
意味は太陽みたいに明るい彼と
月みたいに冷淡な私の対称的な有り得ないペア
私は小さい頃からよく暗いって言われてきたけど
心を開かないだけで…っていうのはただの言い訳で
極度な人見知りのせいで損した人生を送ってる
会社への挨拶を終わらせ
斎藤と歩いて帰る
夕日の中歩いて帰れる日を贅沢に感じていると
斎藤に呼び止められた
｢泉さん！さっきの気にしないでください！｣
｢さっきのって？｣
｢太陽と月ってやつ…｣
なんだ、斎藤にも聞こえてたんだ
｢別に、斎藤も気にしなくていいよ｣
また歩きだそうとするが斎藤に手を掴まれた
｢月は！めちゃくちゃ綺麗で神秘的で、みんなを見守ってくれる素敵な存在です！｣
なんで斎藤がこんな必死になってるんだろう
｢泉さんは、みんなが思ってるよりも、うんと優しくていい人なのは僕が知ってます！だから…そんな悲しい顔しないでください｣
なんで年下に宥められなきゃいけないんだ
でも今は、その気持ちを抑えて斎藤の言葉に癒された
｢ありがとう、一樹｣
｢えっ、名前…｣
｢今日は奢ってあげるから、居酒屋行こうか｣
私も一樹の性格を好いていたのかもしれない
そう思う出来事だった
私と一樹が付き合うのは
もっとずっとあとの話
また別の機会に語ることにしよう
浮気相手〜yuyqさんの場合〜→←甘い恋人〜つるぎさんの場合〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆーや(プロフ) - ほしずきさん» 感想ありがとうございます！たまにはこういう系もいいですよね！ (2019年12月1日 9時) (
レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
ほしずき - 猫耳・・・いいなあ・・・ (2019年11月30日 23時) (レス) id: 62e3ef1c6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーや(プロフ) - ほしずきさん» 感想ありがとうございます〜！ (2019年11月11日 7時) (レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
ほしずき - 無事テスト終わりました〜ポッキーん時の最後のyuyqさんいろいろと悲惨wwwつるぎさん時の後輩ナイスタイミングだなぁお疲れ様です！ (2019年11月10日 21時) (レス) id: 62e3ef1c6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーや(プロフ) - ほしずきさん» リクありがとうございました！テスト頑張ってください！ (2019年11月9日 15時) (レス) id: 099ac23a21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆーや | 作成日時：2019年10月17日 20時
