そのゆっくり、こいをする。4 (ページ38)

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2度目のクリスマス-2- ページ38

申し訳なさ過ぎてずっと気分は最悪
付き合って1年の記念でもあるのに
こんなことある？

｢落ち込みすぎやって！｣
｢だって…何も出来ない彼女じゃん…｣

優哉にいい思いさせてあげられなくて悔しい
嫌になる

｢俺は嬉しかったで？お菓子作り出来ないのに頑張ってくれて｣

泣くなよ～って頭を撫でてくれる

｢成功しなきゃ意味ないよ｣
｢次、成功させればええねん｣

優哉が心広い人でよかった

｢あとのやつはさ上から砂糖かけて食べようや｣
｢それじゃザラザラして美味しくないよ｣

ふふっと笑う

｢そうやって俺のしょーもないボケにも付き合ってくれるし、隣にいてくれるだけで充分やからさ｣
｢優哉、大好き｣
｢俺も俺のこと好き｣
｢そこは私に言うんじゃないの？｣
｢泉のことは愛してるもん｣
｢ばーか｣

なんで人を照れさす言葉を平然と言えるんだろう
私の顔は多分真っ赤っかだもん

どんなことがあっても優哉と喋ればどうでも良くなる
優哉マジック？

｢私も優哉のこと愛してる｣
｢知ってる｣
｢めっちゃ愛してる、これでもかってくらい｣
｢俺の愛してるには勝てへんな｣
｢キュンってしないの？｣
｢してる｣
｢素直だね｣

優哉に覆いかぶさってキスをする
触れるだけのキス

｢メリークリスマス｣
｢メリークリスマス｣

バカップルぐらいが私達には丁度いいのかもしれないな