そのゆっくり、こいをする。4 (ページ28)

今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:10,238 hit

理性との格闘ページ28

yuyq side

｢まだお風呂入ってないもん、やだよ｣
｢そんなわがまま今通用するとでも？｣
｢本音言えって言ったのそっち｣
｢男の理性はそんな強くない｣
｢知らない、お風呂行く｣

いいムードだったと思ったのに…
なんてしょげてしまう
少し頬を膨らませて泉の後を追う

｢ねぇ～いいやん～｣
｢よくない｣
｢なんでぇ｣

結局このパターンか
前も似たようなことあったな

｢ちぇ｣

Uターンして寝室に帰ろうとするが
今度は泉に阻止された

｢一緒に入れば早いでしょ｣

まさか泉からそんな言葉が出ると思ってなくて
焦ってしまう

｢えっいや、お先どうぞ？｣
｢一緒にはいるの嫌なんだ｣
｢そういう訳やないけど｣
｢じゃあいいでしょ｣

こいつ…思ってたよりやる女や…
結構前のあの時にちょっとだけ勘づいたけど…
そういう時にはちゃんとスイッチが入るやつや

対処の仕方が分からんよ！？
どうすればいいんや！

｢だからな？男の理性はそんな強くないって…｣
｢職場の女の人に誘惑されたら負けちゃうんだ｣
｢そういうことはない…泉限定！｣
｢なら大丈夫よ｣

違う…そうじゃない
そうじゃないんや！

｢俺はそういう時は俺がリードしたいと言うかさぁ！泉は無理せんでええの！｣

泉の手を引っ張って制止させる

｢バレてた？｣

てへっと可愛こぶる泉

ただ口から勝手に出た言葉がまさか正解だとは思わず
混乱する

｢いつ止めてくれるか待ってたよ～｣

笑う泉を見て少しづつ落ち着いて
今度は振り回されたことに対する苛立ちが湧く
ガチの苛立ちではないけど

｢はい怒った～｣

泉を姫抱きしてベットに落とす

｢こうなったのは自分のせいやからな｣

あの弱々しさは泉は微塵もなくて安心する
優しくするなんて今日は無理だから

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -- - - - - - - -
一言
書くのが恥ずかしすぎる！