そのゆっくり、こいをする。4 (ページ23)

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惚気ページ23

楓｢でさ、泉の相談事聞きに来たんだよ私達｣

楓の一言で椋達が黙る

椋｢そうだったな…何があったんだ泉｣

イケボで私の肩に手を回して来た椋の手を跳ね除ける
ショックそうな顔をしたけどまあいいか

泉｢依存しちゃいそうなんだ｣

私がそう言うと皆唖然としてしまった
少しして桜が口を開く

桜｢んー…ただの惚気？それ言ったら私だって椋に依存してるかもってなるよ｣
颯斗｢そんな簡単な依存とは少し違うと思うぞ｣
桜｢え？違うの？｣
迅｢要するに、優哉さんがいないと不安的な？｣

私が頷くと桜は納得したような声を出した

桜｢まあ私は椋と別れても死んだりはしないけどさ｣
椋｢そうだな、落ち込むかもしれないけどそのあとの人生構図は見えるから｣
楓｢てことはそれが今の泉には無理ってことか…｣
泉｢そういうことかな…｣

しんと静まり返って周りの生活音が聞こえる
それが頭に響いてグラグラしてくる

泉｢だからこの1週間、ユウくんから距離置いてみたんだ｣
迅｢どうだった？｣
泉｢ユウくんが心配してくれてるのがよく分かったんだけど…逆に傷つけてないか心配になってきちゃって…｣
楓｢どんなふうに距離置いたの？｣
泉｢空返事とか…自分からは話しかけないとか…さっさと寝るとか…｣
桜｢それはやりすぎだよ｣

冗談交じりに桜が笑った