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第十八章の嘘 ページ18

それから数日間、彼女が小生の目の前に姿を現わすことはなくなっていった。

あの後、使える限りの脳みそをを使って、必死に彼女に何かをしてしまったのか何日も考えたのだが、全くわからなかった。

そもそも、彼女との関わりが、特別深いというわけでもないのに、彼女を馬鹿にするようなことをした、なんてことがあるだろうか。



「幻太郎、最近元気ないねー。なんかあったの?」



人と話したのは、それがあの日以来だった。
その日、乱数が家に何故か来ており、彼にしては珍しく本気で心配してくれているようだった。

「いえ、特になんでもありませんよ。ただ、少し原稿に詰まってしまいまして。」

もちろん、嘘だった。正直締め切りまではかなりあったし、案も元々出していたものでしっかり書き進められていた。

しかし、やはり彼の目は誤魔化せないのだろう。ふーんと頷いた後、




「あれ?言わないの?嘘ですよ、って。」




至極普通の表情で言ってくる。彼にはなんでもお見通しということだ。


「...よくわかりましたね。」
「そりゃあ僕らはPosseだもん!なーんでもわかっちゃうよ!...こないだのオネーサンとなんかあったの?」


何かあった。その表現は正しいのだろうか。


「まあ、少し、気を悪くさせてしまったらしくて。」
「ふーん、幻太郎が人に嫌なことするなんて珍しいね。嘘はつくけどさ。」


褒められているのか、貶されているのか。
どうにせよ、どうやら彼は別の用事があったらしくて話題を変えるように話し出す。

「そういえば、幻太郎の家に帝統いないんだ!ここに来れば2人に会えると思ったのにー。」
「...?何故そう思ったんですか?」
「だって帝統ここ二週間くらい





一回もウチに泊まり来ないんだもん!」

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桜月花(プロフ) - チックルさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません!ありがとうございます!私の書き方はどうにもクセがあるようなので、そう言っていただけるのは本当に励みになります!ぜひ、他作にも目を通していただき、感想をいただければ幸いです!これからもよろしくお願いします! (2019年4月7日 17時) (レス) id: 8714acda80 (このIDを非表示/違反報告)
チックル - (文字数の問題で上にきました。すみません汗)これからもたくさんお話書いていってほしいです!頑張って下さい。応援しています。 (2019年4月1日 9時) (レス) id: 22d491e084 (このIDを非表示/違反報告)
チックル - 初めまして。お話読ませていただきました!今朝読み始めたのですが、続きが気になりすぎて一気に最終話まで読んでしまいました…!こういう物語性のある創作小説が大好きですし(個人的に)話の運び方も上手だなぁと思いました(*'▽'*) (2019年4月1日 9時) (レス) id: 22d491e084 (このIDを非表示/違反報告)
桜月花(プロフ) - CareeeNさん» あ、あ、ありがとうございます!!()語彙力消失するほどまで言っていただけて嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年3月31日 22時) (レス) id: ab99525799 (このIDを非表示/違反報告)
CareeeN(プロフ) - これは…凄いです!!!!神ですかー!!?ほんとに凄い…←語彙力無くてすみません (2019年3月29日 11時) (レス) id: 79b4e93acf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜月花 | 作成日時:2019年1月5日 21時

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