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第十四章の嘘 ページ14

彼女の部屋の前まで送ることにし、トコトコ歩いていく彼女の後ろをついていく。

彼女の部屋は一階らしく、階段を上ることなく廊下を行く。

2人分の足音が、天井、壁、廊下に響く。




「ここです。わざわざ送ってくださって、ありがとうございました。」


とある部屋の前で立ち止まって彼女が言う。


夕日が彼女の顔を照らし、足元に影を作る。


ドアを開け、中に入ろうとする彼女。

その時ふと、とある疑問を思い出して口を開く。


「そういえば、彩葉坂さん。」
「あ、はい。何でしょう?」

首だけを少しこちらに向け、不思議そうな表情で答える彼女。

「今日貴女、小生が何をしているのかと聞いた時、散歩だと堂々嘘をつき、すぐ種明かしをしましたよね。

本当はどこにいく予定だったのですか?」


小生の質問を聞くと、少し目を見開き、下を向く彼女。
言いたくないことだったのだろうか、それならと思い口を開こうとした時。

彼女は、ズバッと顔を上げた。


そしてーー。






「ーーー!」







彼女はその言葉を言い、満面の笑みを見せた後、部屋に入っていった。



思わず顔に手を当てる。







「それはズルくないですか...」








ーーー夢野先生にお会いしたくて、探していたんです。




彼女の顔も、小生の顔も赤かったのは




眩しいくらいに顔に当たる









夕日のせいだと思いたくて。

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桜月花(プロフ) - チックルさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません!ありがとうございます!私の書き方はどうにもクセがあるようなので、そう言っていただけるのは本当に励みになります!ぜひ、他作にも目を通していただき、感想をいただければ幸いです!これからもよろしくお願いします! (2019年4月7日 17時) (レス) id: 8714acda80 (このIDを非表示/違反報告)
チックル - (文字数の問題で上にきました。すみません汗)これからもたくさんお話書いていってほしいです!頑張って下さい。応援しています。 (2019年4月1日 9時) (レス) id: 22d491e084 (このIDを非表示/違反報告)
チックル - 初めまして。お話読ませていただきました!今朝読み始めたのですが、続きが気になりすぎて一気に最終話まで読んでしまいました…!こういう物語性のある創作小説が大好きですし(個人的に)話の運び方も上手だなぁと思いました(*'▽'*) (2019年4月1日 9時) (レス) id: 22d491e084 (このIDを非表示/違反報告)
桜月花(プロフ) - CareeeNさん» あ、あ、ありがとうございます!!()語彙力消失するほどまで言っていただけて嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年3月31日 22時) (レス) id: ab99525799 (このIDを非表示/違反報告)
CareeeN(プロフ) - これは…凄いです!!!!神ですかー!!?ほんとに凄い…←語彙力無くてすみません (2019年3月29日 11時) (レス) id: 79b4e93acf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜月花 | 作成日時:2019年1月5日 21時

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