第二章の嘘 ページ2
乱数、お兄ちゃん?
今、確かに彼女はそういった。
この子が、あの飴村乱数の妹だというのか?
よく見てみれば目元が似ているような似ていないような。
「…貴女…、乱数の妹なんですか?」
「えぇ、飴村詩乃と申します。愚兄がいつもお世話になっております。」
そういって丁寧に頭を下げる目の前の彼女。
なんだ、だったら嘘なんかついても無駄だったのか。それならこちらとしてもお礼を言わねばと思ったとき、
「げーんったろ!何してんのー?」
「う、わ。」
後ろからのドンっという衝撃で前に倒れかける。
その後ろからの甲高い声にはとても聞き覚えがある。
「乱数…。」
「あれ?なーんだ、幻太郎ナンパしてたんだ!僕も混ぜてよー!」
は?
ナンパって…目の前で自分の妹がいてなんにも反応しないのか?
「あ、いえ。私が勝手に道を聞いていただけなんです。お気にせず…。」
「あ、なーんだ。そーなのか!んじゃ僕は失礼しようかな!じゃーねー、げんたろー!オネーサン!」
え、つまりどういうことなんだ?
思わずよくわからなくなって彼女の方をみると、彼女は乱数の方に頭を下げてから、僕の方を見て口を動かす。
う そ で す よ
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桜月花(プロフ) - チックルさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません!ありがとうございます!私の書き方はどうにもクセがあるようなので、そう言っていただけるのは本当に励みになります!ぜひ、他作にも目を通していただき、感想をいただければ幸いです!これからもよろしくお願いします! (2019年4月7日 17時) (レス) id: 8714acda80 (このIDを非表示/違反報告)
チックル - (文字数の問題で上にきました。すみません汗)これからもたくさんお話書いていってほしいです!頑張って下さい。応援しています。 (2019年4月1日 9時) (レス) id: 22d491e084 (このIDを非表示/違反報告)
チックル - 初めまして。お話読ませていただきました!今朝読み始めたのですが、続きが気になりすぎて一気に最終話まで読んでしまいました…!こういう物語性のある創作小説が大好きですし(個人的に)話の運び方も上手だなぁと思いました(*'▽'*) (2019年4月1日 9時) (レス) id: 22d491e084 (このIDを非表示/違反報告)
桜月花(プロフ) - CareeeNさん» あ、あ、ありがとうございます!!()語彙力消失するほどまで言っていただけて嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年3月31日 22時) (レス) id: ab99525799 (このIDを非表示/違反報告)
CareeeN(プロフ) - これは…凄いです!!!!神ですかー!!?ほんとに凄い…←語彙力無くてすみません (2019年3月29日 11時) (レス) id: 79b4e93acf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜月花 | 作成日時:2019年1月5日 21時