Noise 2nd

第9時間　融合型バグ ページ7

山田 涼介side



おでこに何かが当たる感覚がする



とても冷たい…



ゆっくりと目を覚ますとどこか見慣れた天井が見えた



ym「ここ…」



ar「部署。



気絶してたから連れてきた」



大ちゃんの声がした



ゆっくりと起き上がるとおでこから布が落ちた



ym「あ…」



ar「記憶ある？」



ym「う、うん」



ar「誰かに襲われた？」



ym「ううん、誰にも」



ar「ならよかった」



大ちゃんはふっと笑う



…そういえば今の時間は？



俺は懐中時計を見る



ym「定時過ぎてる…」



ar「今日は俺が居残りなの。



だからって言うわけ」



ym「え…でもなんで俺を？」



ar「さぁね？



誰かが呼んだんだよ」



そんなのありか…



ar「お腹減ってる？」



唐突に聞いてきた



ym「…減ってる」



ar「カップ麺2つ作っちゃったんだ。



食べてよ」



2つ作ったって…



ym「俺がいなかったら2つ食べるつもりだったの…？」


　
ar「さぁね？」

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