Noise 2nd (ページ24)

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山田涼介side

kt『やまちゃん。

起きて、やまちゃん』

圭人の声で起こされる

ym「圭人…ここは」

kt『またこの場所に来たんだね。

今度は雄也みたい』

起き上がると耳鳴りがする

ym「高木…いるなら反応して」

誰…俺の中にいるのは

ym「俺だよ、山田涼介だよ」

なんで山田が?

ym「高木、お願い。

戻ってきて」

そんなの無理だよ

ym「なんで？」

山田も知ったでしょ、俺正体

輝から生まれた…唯一の人間型バグ

それが高木の正体

ym「だからなんだよ‼︎」

俺は叫んだ

高木が反論できないくらいに

ym「俺は初日に高木に案内されて嬉しかったんだよ‼︎

バグだからなんだ、バグを生み出せる力を持ってるからなんだ。

俺は…高木は１人の人間だと思ってる‼︎」

俺を人間…?

ym「人間以外になんだよ。

俺はそう言う経験もうしてる」

懐中時計に住み着いてる奴とかね

ym「高木、もし高木がバグとして暴れるなら…俺が削除する」

山田…

ym「だから…帰ってこいよ‼︎

俺は信じてるから…」

そこまで言うと自分の体が離れていくのがわかった

kt『もういいの？』

ym「あぁ」

俺の気持ちは伝えたから