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「!!」

「白鳥君!?」

佐藤が慌てて駆け寄り車の中を覗くが、そこに白鳥はいなかった。するとどこからか白鳥が佐藤に声を掛ける。

「き、危険です……早く、そこから離れて……」

声は足元から聞こえていた。爆発で吹き飛ばされた車のドアの下敷きになっていたのだ。

「高木君!すぐにこの道を封鎖して救急車を!」

佐藤はそう高木に指示を出し、阿笠と共に白鳥を車から離れた場所まで運ぶ。

「右側頭部からの出血と左手足の麻痺……」

「急性硬膜下血腫ね……早く病院に連れていかないと、ヤバいわよ……」

コナンと灰原が白鳥の様子を見てそう告げる。

「けどよぉ、ひでぇよな……」

「ええ、一体誰がこんなことを……」

元太と光彦がそう呟いたとき、白鳥が何かを告げようと口を動かした。

「え?何?」

「これを……」

持ち上げられた手には折りたたまれた紙が握られている。

「紙……?」

この紙がどうしたというのだろうかと首を傾げながら、佐藤はその紙を開いた。

「!」

ーーー

俺は剛球豪打の
メジャーリーガー
さぁ延長戦の始まりだ
試合開始の合図は明日正午
終了は午後3時
出来のいいストッパーを
用意しても無駄だ
最後は俺が逆転する
試合を中止したくば俺の元へ来い
血塗られたマウンドに
貴様ら警察が登るのを
鋼のバッターボックスで待っている

ーーー

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(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます!!そうなんですね、異世界かるてっと僕も観てました!是非アクシズ教へ入信しm((これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年9月29日 18時) (レス) id: 2892050d09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 松田さん推しです!このすばは異世界カルテットで知ってるのですが推しは決まってないですこれからも無理せず頑張ってください! (2020年9月27日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!! (2020年8月27日 11時) (レス) id: 2892050d09 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - めちゃくちゃ好みの作品でした!!!これからもがんばってください!!応援します!更新楽しみに待ってます! (2020年8月26日 21時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:透、恋 | 作成日時:2020年5月6日 18時

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