この犯罪都市に祝福を!!!

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帰る途中2人は酒屋へ寄った。コナンがほんの少し離れていた間に、Aはビニール袋2袋分の酒を買い込んでいた。

「Aさん……結構買ったね。」

その量に呆れつつ、コナンは片方の袋に手を伸ばす。しかし、Aはその手が触れる前にサッと避けた。Aを見上げるコナンに、彼女はウィンクを返す。

「3人だし、私酔いにくい体質でねぇ。コナン君、晩ご飯天ぷらでいいかい?」

「うん、勿論。」

いくら3人でも多くないか?という問いを飲み込み、コナンはそう答えた。



家に入るとAが間取りを説明する。

「正面がLDK、右手前が洗面所にお風呂、右奥はトイレ。左は……入ってもいいけど、死にたくなければ机の上は触らないでおくれ。」

「え?」

廊下を進んでいたところで物騒な単語が聞こえ、コナンは思わず立ち止まり振り返った。そんな彼を無視してAが続ける。

「リビングに入って左にある部屋は寝室だよ。君が寝るときはそこを使うといい。」

「ねぇ待って、死ぬってどういうこと!?」

コナンがそんな危険なものを置いているのかと問い詰めると、Aは笑って言った。

「実験中の液体は混ぜるな危険なものもあるからね。」

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