この犯罪都市に祝福を!!

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通路を抜け外に出ると、帽子を被りマントを羽織った男が向かってきた。

「後ろへ!」

ターゲットであるアイリーンを後ろへ下がらせ、蘭が蹴りを入れる。

「はぁぁ!」

しかし、ジャック・ザ・リッパーはそれを避ける。

到着した警察官が、発見を知らせるため笛を吹く。ジャック・ザ・リッパーは襲撃を止め走り出した。

「待ちなさい!」

「じゃあね!警官と一緒にいればもう安全だから!」

「あ!ぼうや、まだ名前を……」

蘭と諸星が後を追う。コナンがアイリーンに引き止められたのを見て、Aは足を止めた。

「僕は江戸川コナン。貴女達の生みの親と同じ名前さ!」

「コナン?」

アイリーンが振り返り言ったコナンに首を傾げる。

再び走り出したコナン。通りの先に見える蘭と諸星を見たAは、隣を走るコナンを抱き上げた。

「コナン君!ごめん、抱えるよ!」

「わ!ちょ、Aさん!?」

落とさないように注意しながらスピードを上げる。コナンは落ちないようにAの首にしがみついた。

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