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コナンが持っているボトルを見て一瞬驚いたモラン大佐だが、銃口を逸らすことはしなかった。
「それはどう言う意味だ?」
「カードをしていたテーブルの座席だよ。特別に装飾された椅子と、そこへ来る人物のために用意されたグラスとワイン……それをヒントにそこへ来る人物を推理すると、モリアーティ教授しかいないってことさ。」
モラン大佐の問いにコナンが答える。
「残念だが、その推理はハズレだな!」
「じゃあ撃てば?教授のワインが割れてもいいのならね……」
2人が睨み合っている隙に、Aがモラン大佐に近付き拳銃を蹴りあげる。
「ふっ!」
そのまま鳩尾を殴り、落ちてきた拳銃をキャッチした。
「Aさん!?」
拳銃をモラン大佐に向けたAに、コナンが驚く。
「ねぇ、どうする?このまま死ぬか、居場所を吐くか……他の人も動かない方がいいよ?私、君たちごときに負ける気がしないから。」
微笑みそう言ったAに、動こうとしていた男達が止まる。それならばと、男達は子供達に近付こうとするが、子供達と男達の間に蘭が立ち塞がった。
その場にいる全員が固まっているその時、静まり返った店内にドアベルの音が鳴り響いた。
全員が入口を向くと、そこには帽子をかぶった男が立っていた。
「モリアーティ様が、皆さんにお会いしたいと申しております。」
「え!モリアーティ教授が?」
蘭が驚きそう聞き返す。探していた人物が、自らやってきたのだ。
「馬車でお待ちでございます。こちらへどうぞ。」
男がそう言って背を向ける。モラン大佐はその背中に向かって、慌てて声をかけた。
「お、お待ち下さい!」
「へぇ……」
モラン大佐から拳銃を離し、Aは目を細める。
「モリアーティ様に逆らうつもりですか?」
「誰でもいいからそれ返しておいておくれ。‘勝手に持ち出して申し訳ない’ってね。」
Aはそう言って近くの男に拳銃を投げ渡し、男の後を追って店を出た。彼女の後に他の6人も続く。
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透(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます!続き気になりますか!?じゃあ更新てi((嘘ですごめんなさい“〇|￣|＿更新頑張りますっ! (2020年4月3日 17時) (
レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - とても面白いです！続きが気になるので更新頑張ってください！ (2020年4月2日 16時) (レス) id: f53a1d45b5 (このIDを非表示/違反報告)
透(プロフ) - 斑鳩様コメありがとうございます。す、すごく好き!?マジですか頑張ります!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩(プロフ) - すごく好きです！更新応援してます (2020年3月23日 19時) (レス) id: e4a4760cd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透、恋 | 作成日時：2020年3月20日 17時
