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コナンがテーブルの奥に置かれたグラスとボトルに気を取られている間に、諸星と滝沢が物陰から出る。
「イカサマだ!モランって奴はイカサマ野郎だ。」
諸星がよく聞こえる声量でそう言った。Aは2人が動く気配は感じていたが、まさか喧嘩を売りに行くとは思っていなかった。
「あーやっちゃった……」
「Aさん!?」
その前に止めてよ!とコナンがAに言う。
「小僧、口の利き方に注意するんだな。イカサマの証拠でもあるって言うのか?」
「勿論さ……アンタと仲良しなんだろ?そこの猿。おっさんの手を見て、スペードの3なら右手で黒い実を3個、ダイヤの5なら左手で赤い実を5個食べてたよ……」
諸星が先程コナンが説明したことを話す。
「モラン!汚ぇぞ!!」
「ふんっ!引っかかる手前が悪いんだよ……」
「なんだと!」
モラン大佐とポーカーの相手が揉め出すと、諸星が服の中から拳銃を取り出した。
「おっと……そっちの揉め事は後にしてくんない……モリアーティ教授はどこだ?」
「小僧!あのお方の名をどこで!!」
拳銃をモラン大佐に向け問う諸星。モラン大佐は‘モリアーティ教授’という言葉を聞き、2人に詰め寄る。
「うわっ!止まれ!!」
ﾊﾞｧﾝ
慌てて放った弾丸は、モラン大佐の肩を掠めた。
「餓鬼共を捕まえろ!!」
モラン大佐がそう言うと、酒を飲んでいた男達が一斉に立ち上がり諸星と滝沢に向かっていった。
「あーコナン君?逃げて皆に知らせ……うわっと」
「くそっ!」
Aが言葉を途切れさせ男を避ける。物陰にいたAとコナンも彼等に気付かれたのだ。
気付かれてしまっては仕方が無いと、コナンとAも参戦する。コナンはテーブルを上手く使い、Aは素手で戦う。
「この餓鬼!」
「はっ!……大丈夫、コナン君?」
「うん……」
ワインボトルでコナンを殴ろうとした男を蘭が倒した。突然の登場にコナンは戸惑う。
「加勢するぜコナン!」
「いっちょあがり!」
周りを見回すと、外で待たせていたはずの少年探偵団や江守、菊川もいた。
「まずいぞ、全員参加じゃねぇか!」
「やっぱりねぇ。全員倒すしかないかな……」
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透(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます!続き気になりますか!?じゃあ更新てi((嘘ですごめんなさい“〇|￣|＿更新頑張りますっ! (2020年4月3日 17時) (
レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - とても面白いです！続きが気になるので更新頑張ってください！ (2020年4月2日 16時) (レス) id: f53a1d45b5 (このIDを非表示/違反報告)
透(プロフ) - 斑鳩様コメありがとうございます。す、すごく好き!?マジですか頑張ります!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩(プロフ) - すごく好きです！更新応援してます (2020年3月23日 19時) (レス) id: e4a4760cd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透、恋 | 作成日時：2020年3月20日 17時
