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ジャック・ザ・リッパーの育ての親である、ジェームズ・モリアーティに会うことにした一行。そのために、モリアーティの腹心であるモラン大佐から居場所を聞き出すことになった。

「……大佐が根城にしているのは、ダウンタウンのトランプクラブよ。」

灰原がホームズの手帳を見ながらそう言った。

「ロンドン第2の危険人物だから、接触は注意しないとな。」

「コナン君、よく知ってる……」

コナンの知識量に蘭が驚く。

「あ、ほら、僕も新一兄ちゃんによく聞かされたから……」

「なぁんだ、やっぱりそうか。でも、あのホームズオタクにしつっこく聞かされたのが、今回役に立ってるね!」

コナン(新一)は‘しつっこく’と言われ苦笑いを浮かべていた。

「うひょー!本物の銃だ!」

元太が机の抽斗から拳銃を取り出した。いくら米花町の10人とはいえ、小学生が本物の拳銃に触れる機会はない。

「戻すんだ元太!」

「でもよ、おっかないやつに会いに行くんだろ?」

先程のコナンの発言を思い元太は食い下がる。

「使い慣れていない武器は役に立たないし、争いの元だ。置いていけ。」

「お、おお、お前の方がおっかねぇな……」

真剣な表情で言うコナンに元太は身震いを覚え、拳銃を元の場所へ戻した。

「あ、短剣……」

それを見ていたAは、拳銃がしまってあった机の上に短剣があることに気付き近付く。

「え?何やってるのAさん!?」

短剣を手に取り鞘から抜いたAに、彼女以外は驚き固まる。コナンが慌てて言うと、Aは首を傾げる。

「?何って……ドレス、邪魔だろう?」

そう言ってドレスを切り裂き、膝上まで短くした。



「さ、遅くならないうちに行こう!」

コナンがそう言い部屋を出る。他の人もそれに続くが、諸星は最後まで残り抽斗から拳銃を取り出した。

「お、おい諸星!」

「しっ!……自分の身は、自分で守らないとな。」

慌てる滝沢を諸星は口に人差し指を当て制止し、拳銃を服の中に隠す。

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(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます!続き気になりますか!?じゃあ更新てi((嘘ですごめんなさい“〇| ̄|_更新頑張りますっ! (2020年4月3日 17時) (レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - とても面白いです!続きが気になるので更新頑張ってください! (2020年4月2日 16時) (レス) id: f53a1d45b5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 斑鳩様コメありがとうございます。す、すごく好き!?マジですか頑張ります!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩(プロフ) - すごく好きです!更新応援してます (2020年3月23日 19時) (レス) id: e4a4760cd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:透、恋 | 作成日時:2020年3月20日 17時

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