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「凄ーい!」

「テレビで観たのと同じじゃねぇか!」

「感動的です!」

部屋に入った途端に歩美、元太、光彦が声を上げる。少年探偵団を結成しただけあって、3人もホームズが好きなのだ。

「新一が知ったら羨ましがるだろうな……」

(そこにいるんだよね、それが。)

蘭の呟きに、Aはコナンを見ながらそんなことを考えていた。コナンは椅子の上で膝を抱え、掌を合わせていた。何かを祈るようなその格好に、ハドソン夫人が微笑む。

「まあまあ、ホームズさんにそっくりね。いつもそんな格好で物思いに耽ってらっしゃるのよ……それじゃあ、お茶が入るまで寛いでらっしゃい。」

「ありがとうございます。」

お茶を入れに部屋を出たハドソン夫人に蘭がお礼を告げた。

「おい、この写真、誰かに似てねぇか?」

元太が棚の上に飾ってある写真を指さしそう言った。

「あ!髪の毛があるけど、阿笠博士よ!」

「これは、ホームズとワトスン博士ですね!」

歩美と光彦の声にコナンも写真を見上げた。

「コナン君、どうするんだい?」

写真を見て呆れた顔をするコナンにAが問う。

「ホームズのことだから、ジャック・ザ・リッパーに関する資料を集めているはずだよ。」

「じゃあ、みんなで手分けして探しましょ。」

蘭がそう言うと、少年探偵団の面々は部屋の本棚に近付いた。

「はい……私はこの辺を。」

諸星や滝沢、江守がその場から動かない中、菊川がそう言って動き出した。それを見た諸星が驚く。

「しかし探すったって、全部英語だよな……」

本棚から1冊の本を手に取り元太がそう言う。

「えーっと……犯罪における初動捜査……!?すげー俺って天才か!?」

本を開くと当然英語で書かれていた。しかし、元太が読もうとした瞬間、日本語に翻訳されたのだ。

「英語が読めます!」

「私も!!」

同じく本を手に取った歩美と光彦がそう言った。

「プレイヤーは、英語が読めるようにプログラムされているようよ。」

彼等がジャック・ザ・リッパーに遭遇した際、言語が日本語に設定された。その設定は、会話だけでなく本などの文字にも適用されていたのだ。

「ちぇーだったら俺、ずっとゲームの中にいてぇな……」

灰原の説明に、元太がポツリと呟く。

「何言ってるのよ元太君!」

「このままだと僕達、ゲームオーバーになって死んじゃうんですよ!」

元太の発言に歩美と光彦がそう言った。

「冗談だよ冗談……」

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(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます!続き気になりますか!?じゃあ更新てi((嘘ですごめんなさい“〇| ̄|_更新頑張りますっ! (2020年4月3日 17時) (レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - とても面白いです!続きが気になるので更新頑張ってください! (2020年4月2日 16時) (レス) id: f53a1d45b5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 斑鳩様コメありがとうございます。す、すごく好き!?マジですか頑張ります!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩(プロフ) - すごく好きです!更新応援してます (2020年3月23日 19時) (レス) id: e4a4760cd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:透、恋 | 作成日時:2020年3月20日 17時

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