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「ベイカーストリート221B、ここだね。」
Aがそう言い、蘭はドアノッカーを2回鳴らした。
「ここにあのシャーロック・ホームズが住んでるのか?」
「ワトスン博士と一緒に借りてる下宿よ。」
元太の呟きに蘭が振り向いて答える。直後、扉が開いて中から女が1人出てきた。
「こんな遅くにどちら様?」
「あ、あの、毛利蘭と言います。ホームズさんにお会いしたいんですけど……」
「ホームズさんとワトスン博士は出張でいませんよ?」
ハドソン夫人の言葉に、蘭が驚き聞き返す。
「出張?」
「ええ、ダートムーアという田舎に……」
「すみませんけど、今日は何日ですか?」
‘ダートムーア’という地名に聞き覚えがあった蘭。彼女の問いにハドソン夫人は首を傾げながらも答えた。
「9月30日よ。」
コナンが顎に手を当てて考える。小説にあった出来事の中から、キーワード2つで導き出す。
「9月30日……ダートムーア……そうか!バスカヴィル家の犬事件だ!」
「そうよ!ちょうど2人がロンドンを離れている時だわ!」
「おい博士、どうなってるんだよ……」
コナンが空を見上げ呟く。お助けキャラが出張で不在など、自力で解決する他無くなったのだ。
「貴方達、2週間前の事件でホームズさんに協力して、大手柄だったそうね。さあさあ、お上がりなさい。温かいミルクティーでも入れて差しあげますよ。」
ハドソン夫人はそう言って11人を部屋に招き入れた。突然のことに全員が困惑する。
「……ねぇ蘭ちゃん。私達、ベイカー街イレギュラーズと間違えられてないかい?」
「なんだよそれ。」
Aの呟きに諸星が聞き返す。
「ホームズさんが雇った浮浪者の子供達よ。大人じゃ入れないところに潜り込んで情報収集する、逞しい子供達なの。」
「僕達少年探偵団の先輩ってわけですね!」
「そういうこと。」
蘭の説明に光彦が納得する。コナンがそれに同意した。
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透(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます!続き気になりますか!?じゃあ更新てi((嘘ですごめんなさい“〇|￣|＿更新頑張りますっ! (2020年4月3日 17時) (
レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - とても面白いです！続きが気になるので更新頑張ってください！ (2020年4月2日 16時) (レス) id: f53a1d45b5 (このIDを非表示/違反報告)
透(プロフ) - 斑鳩様コメありがとうございます。す、すごく好き!?マジですか頑張ります!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩(プロフ) - すごく好きです！更新応援してます (2020年3月23日 19時) (レス) id: e4a4760cd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透、恋 | 作成日時：2020年3月20日 17時
