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──1時間後。
ヴェリタスによる手書きの解説書を
「大人しくしろ!!こいつがどうなってもいいのか!?」
──そう、米花町にある銀行だ。
一定の確率で銀行強盗に遭遇する魔境。それが米花町における銀行の位置付けである。
知ってはいた。
「...どうなるんだい?」
しかし拳銃については見たことが無かったのだ。拳銃の存在は本で知った。存在は知っていても、どのようなものかなどAには知りようがない。
静まった空間で、人質にされたAの呟きはその場にいた全員に届く程響いた。
「五月蝿い!大人しくしないと殺すぞ。」
拳銃を押し付けられ、首に腕を回された状態で取り敢えず大人しくなるA。
(お金は下ろしたし早く服を買いに行きたいのだけれど……それにしても、この黒いのは何だろうか?こんなもので人が死ぬのかい?とてつもなく硬くて、これで撲殺??)
いいえ、撲殺ではありません。それに、レベルを上げまくって体力も防御力も上がっている貴女は多分死にません。
Aは拘束されたまま、ヴェリタスがいたならばそう即答するようなことを考える。
犯人の男が行員に現金をバッグに詰めるよう指示を出している内に、Aは男を制圧出来るという考えに至った。
そこからは速かった。手は拘束されていなかった為、男の鳩尾に肘で一撃。さらに、首に回された腕から抜け、拳銃を蹴り飛ばし足払い。最後に、肩の関節を外し相手の両脚を髪を結んでいた紐で拘束した。
「あはっ!拘束するなら両手足もしないとダメだよ〜?」
肩を外された犯人が床で悲鳴を上げる。見た目も中高生のAが反撃すると思わなかったのか、他の客や現金を詰めていた行員も固まっていた。
Aが用も済んだしこれはほっといて行こう!と扉に向かう。すると、肩近くまで伸びた髪の男が慌てて腕を掴んだ。
「あ、君!!ちょっと待って!!」
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透(プロフ) - ハル様、ありがとうございます！早速更新させて頂きました。早く本編入りたi(( (2020年3月10日 12時) (
レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2020年3月9日 18時) (レス) id: dc375a48b4 (このIDを非表示/違反報告)
とーか(プロフ) - 氷水様、ありがとうございます！頑張らせていただきます!! (2020年3月5日 13時) (レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
氷水(プロフ) - コメント失礼します。このすばは見たことはないのですが主人公ちゃんのキャラが好みですし、話の書き方も好きです。無理しない程度に更新頑張ってください！ (2020年3月4日 17時) (レス) id: 4858e75997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透、恋 | 作成日時：2020年3月4日 0時
