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「あ、研二と松田さんじゃないか。どうしたんだい?」

翌日、萩原と松田は本好堂書店に来ていた。2人が店に入ると、Aが出てきた。

「やっほーホントは俺1人で来るつもりだったんだけどな。こいつがどうしてもって聞かなくて……」

萩原はヒラヒラと手を振りながら、隣の松田に絡む。

「あ、おいっ!」

髪をわしゃわしゃと撫でられ松田が抵抗する。

「へぇ……私に逢いに来てくれたのかな?」

その様子を見たAは、玩具を見つけたと言わんばかりに、松田ににじり寄る。

「はぁ?……いや、この前はありがとな。」

「この前……?何かしたっけ……ってああ、観覧車か。」

何故か爆弾について忘れかけていたA。それを聞いた萩原は驚いた。

「え?Aちゃんまさか忘れてた?」

「えっと、いや……そこまで珍しくもないと思って。私の後輩は1日1回あれよりエグい魔法撃つし……」

姉さんとの買い物(その後)の方が大変だったから……と遠い目をして呟くAに萩原は詰め寄った。

「Aちゃん。絶対他にも危ないことしてるよな?俺に言ってないこと全部話そうか。」

にこやかに言う萩原。Aは何故か、答えなければならないという圧を感じた。

「え?いや、私基本家か本好堂書店(ここ)にしかいないから……」

じっと見つめる萩原にそう返す。しばらく2人は見つめ合っていたが、そこに松田が割り込んだ。

「萩、落ち着け。こいつがそう言ってんならそうなんだろ。」

「そうだよ。それに、ここは平和だから多少出歩いたって良いじゃないか。」

見かねた松田が萩原を落ち着かせようとしていたが、Aの何気ない呟きに2人は唖然とした。

「……平和?」

「お前今までどんなとこにいたんだ……?」

2人の呟きを聞いて、そういえばこの街は神様(ヴェリタス)からも犯罪都市と言われていたなとAは遠い目をした。

「ああ、私達は魔法使いだろう?よく効く薬があるし、喧嘩も派手だからね。」

この世界に居ない魔王や悪魔など言えるはずもなく平然と嘘をつく。Aが魔法使いと知っている萩原は、その説明に納得した。

「おい、ちょっと待て。魔法使い?」

本来の目的の1つである、確かめに来た真実の核心に触れるような単語。松田はAに問いかけた。

「ん?そういえば、松田さんは知らなかったね。私は魔法使いだよ。」

・→←この元爆処所属に説明を!



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(プロフ) - ハル様、ありがとうございます!早速更新させて頂きました。早く本編入りたi(( (2020年3月10日 12時) (レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2020年3月9日 18時) (レス) id: dc375a48b4 (このIDを非表示/違反報告)
とーか(プロフ) - 氷水様、ありがとうございます!頑張らせていただきます!! (2020年3月5日 13時) (レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
氷水(プロフ) - コメント失礼します。このすばは見たことはないのですが主人公ちゃんのキャラが好みですし、話の書き方も好きです。無理しない程度に更新頑張ってください! (2020年3月4日 17時) (レス) id: 4858e75997 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:透、恋 | 作成日時:2020年3月4日 0時

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