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〔ああ……ところでお前、ちゃんと防護服は着てるんだろうな。〕
「ﾊﾊｯ……あんな暑っ苦しいもん着てられっか。」
萩原がそう言うと、松田が大声で怒鳴る。
〔馬鹿野郎!!死にてぇのか!!〕
Aにも聞こえる程の声に、萩原は笑いながら答える。
「ま、そんときは仇を取ってくれよ。」
〔怒るぞ。〕
「冗談だよ冗談。俺がそんなヘマするわけないだろ。」
萩原の様子に何を思ったのか、Aはその場に留まることを決めた。見つからないよう、自らにかけた魔法の範囲にも気を付けながら近付く。
〔とにかく、さっさと終わらせて降りてこいよ。いつものところで待ってるからな!〕
「お、良いね。そういうお誘いとあらば、エンジン全開といきますか。」
萩原がそう言った瞬間、爆弾の液晶パネルに“00:06”と表示された。
「っ!!何!?」
萩原含む、その場にいる全員が驚く。しかし、Aだけは違った。
(やはり……私の嫌な予感が当たったね。バニル人形や服は燃えないけれど、せっかく育てたヨモギが無くなったらどうしてくれるんだい。まったく……)
ヨモギの心配をするA。彼等に見られてもいいようにフードを被り、立ち上がる。
〔おい!どうした……萩原!!〕
「みんな逃げろ!!逃げるんだ!!」
ざわめく隊員に萩原が大声で言う。
「爆弾が生き返ったぞ!!」
1人の隊員が叫んだその言葉に、驚き固まっていた人達も逃げ始める。
「“フリーズガスト”」
Aが誰にも聞こえないように魔法をかける。膨大な魔力を込められたそれは爆弾を瞬時に凍らせ、-40℃まで冷やした。
「“フライ”」
水銀の融点を超えた為衝撃を与えても爆発しなくなった爆弾を、浮遊魔法で持ち上げる。傍から見ると、手で持っているようにしか見えない。
そのまま走り窓に近付くと、投げるようにして爆弾を外に飛ばした。
「“ファイアボール”」
Aの手から放たれた
ーーーーー
爆弾の知識なんてないので、そこら辺はまあ適当です。火薬が湿気に弱いだとか、そもそもこの爆弾火薬使ってんのか(液体爆弾)とか突っ込まないでくださいな。纏めて吹っ飛ばしてくれましたから、ね?
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透(プロフ) - ハル様、ありがとうございます！早速更新させて頂きました。早く本編入りたi(( (2020年3月10日 12時) (
レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2020年3月9日 18時) (レス) id: dc375a48b4 (このIDを非表示/違反報告)
とーか(プロフ) - 氷水様、ありがとうございます！頑張らせていただきます!! (2020年3月5日 13時) (レス) id: 290daac57c (このIDを非表示/違反報告)
氷水(プロフ) - コメント失礼します。このすばは見たことはないのですが主人公ちゃんのキャラが好みですし、話の書き方も好きです。無理しない程度に更新頑張ってください！ (2020年3月4日 17時) (レス) id: 4858e75997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透、恋 | 作成日時：2020年3月4日 0時
