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妙な空間を裂いたのは
リビングのテーブルの上の
私の携帯だった。
「電話だ。」
嘘みたいに呆気なく
ジミンの手からすり抜けて
火を止めて携帯の元へ。
余韻で心臓は煩いままだったけれど
ジョングクからのその着信音は
救いの曲にも聞こえて
電話を取らない選択肢はなかった。
着信を取ると耳から流れ込む
ジョングクの声に安心したのか
肩がストンと落ちる感覚があった。
「今日行けなくてごめん。
今どこにいるの？家？」
「ううん、それは全然大丈夫。
今日は予定もないし家にいる。
それから、、」
そこまで言ったその後の続きは
"ジミニが来てるよ"という言葉だった。
でも私がそれを言う前に
いつの間にかジミンが隣に立って
「俺がいるから安心してよ。」
"ジョングガー"
と付け加えて
私の持つ携帯に向かって
悪戯っぽく言ってみせた。
安心かどうかは正確では無いものの
ジョングクが心配する様な事は
無いと言い切れる。
だから私も
"そうなんだよね"
と簡単な返事だけで済ませた。
ジョングクがどんな反応をするかなんて
考えてなかったけれど
一瞬の間の後
ハァと小さく息を吐く音だけ聞こえて
「何でジミニヒョンがAの家にいるの。
何やってんの二人で。」
そう言ったジョングクの声色は
明らかに良い方ではないものだった。
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のぐり(プロフ) - ぱんださん» ぱんださんありがとうございます。勿体ないくらいのお褒めの言葉励みになります！もう少し一緒にお付き合い下さいね！ (2021年8月14日 21時) (
レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - ゆっぴさん» ゆっぴさんありがとうございます。読み返して頂けるなんてありがたいです！毎日少しずつ頑張ります！ (2021年8月14日 21時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - えまさん» えまさんありがとうございます。まだ続きますので最後までお付き合いして下さると嬉しいです！ (2021年8月14日 21時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ(プロフ) - この後、ジミナに会えるのかな〜。もうすれ違ってほしくない。けど、お話もすごく入り込めちゃうくらい素敵な文章で終わってほしくないです。 (2021年8月14日 9時) (レス) id: 9aaf346f9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ(プロフ) - のぐりさんの文章が大好きです。ジミンペンなので尚更ツボです！毎日読み返してはキュンキュンしています。更新楽しみにしていますね♪ (2021年8月14日 8時) (レス) id: 0750616c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぐり
| 作成日時：2021年8月8日 23時
