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噴水の前でどれくらいそうしてていただろう。
途中誰が呼んで来ようと動いたジョングクの
服を掴んでただ首を振って止めた。
誰にも言わなくて良い。
誰にも。
だからジョングクも戸惑ってはいたけれど
ただそのまま私の肩を摩っていてくれた。
「もしかして、具合悪かった？」
ずっと項垂れたままだったゆっくり頭を上げると
眉尻を下げたジョングクの目が
不安そうに揺れている。
「ううん、大丈夫。
そういう訳じゃないから。」
「でも、今だって顔色良くないと、
思うんだけど…」
「本当大丈夫だから。
多分化粧してないから
そう見えるだけだよ。」
"でも"と食い下がるジョングクの
優しい手を解いて立ち上がると
冷たい風を気持ちいいと感じて
大丈夫だと思えた。
"仕事しないと"
と笑って見せるけどジョングクはまだ
納得してないような顔で
歩き出した私の隣にいてついて来る。
誰も知らない事だし
誰も知る必要のない事だと思うから
言わない。
誰がどんな反応をするとかは
全く関係なくて
ただそう思うのだ。
誰も知らない誰も得しない
そんな過去の話をしたところで、と。
「ヌナ」
スタッフ用のコテージに行こうとした私を
ジョングクが呼び止める。
「何かあったら言ってね？
すぐ行くから。」
心配そうな表情のジョングクの言葉は
それとは裏腹で頼もしくて少し笑ってしまった。
"ありがと"
とだけ言ってコテージに向かう私を
律儀にずっと見守っていたジョングク。
ごめんだけど、
そんなジョングクにも
あのジミンにも
家族の様な信頼のテヒョンにさえ
何かあっても言いたくない。
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うん - セリフの前に名前が無くて読みずらい🥹登場人物が多いから区切りつけて欲しいです🥹 (2023年2月23日 7時) (
レス) id: a404a2b4d8 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - ぱんださん» こんばんは！いつもありがとうございます。私もゆるゆると書いていくので、気長にお付き合い下さると嬉しい限りです(笑)紆余曲折ありそうですが、見守って下さいね。 (2021年9月27日 0時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ(プロフ) - のぐりさん、こんばんは。今回もすごく引き込まれながら読んでます。この後の展開楽しみ〜！くっついてくれたらいいな〜と淡く期待しながら(笑)更新楽しみに待ってますね。あっ、全然まてるのでのぐりさんのペースで！！ (2021年9月26日 23時) (レス) @page39 id: 5af68208b2 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - amoさん» こちらこそいつもありがとうございます。ご期待に添えられるか分かりませんが最後まで完走頑張ります。 (2021年9月19日 22時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
amo(プロフ) - わわ！新作だ…今作も楽しみに読ませていただきますー！癒しの供給感謝です…！ (2021年9月17日 23時) (レス) id: 23a390d558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぐり
| 作成日時：2021年9月17日 23時
