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バタバタと足音が聞こえて
ジョングクの動きが止まる。
私もそこで足音の方向に顔を向けた。
危なかった。
いや、何もなかったかもしれない。
それは分からないけれど
伏し目がちなジョングクの視線は
確実に私の口元を見ていた。
まだどくんどくんと心臓は変にうるさい。
「Aこっちに来た気がしたんだけど…」
未だにジョングクに捕らえられたままでいると
動き回る足音が確実にそう声を発した。
テヒョンの声、ではなくジミンの声だ。
かくれんぼの意味を分かってるのかと
問い正したい気持ちが湧く。
隠れずに私を探してうろつくなんて
鬼に捕まえて下さいって言ってる様なものだ。
「ジミニヒョン、ヌナの事探してるんだ。」
ジョングクの小声が楽しそう。
ジミンの行動には呆れるが
タイミングだけは完璧だったし
未然の事故は防げた。
このままジョングクとこんな状態でいたら
ジミンが去ったらまた同じ事が
起きかねない。
そう思いやっと身体を少し動かしてみる。
「ジョングガ、ちょっと離し」
「ジミンさん！」
頑丈な腕をどうにか抜け出そうと試みたが
隠れてる私の小声は別な大きな声に消されて
私の動きも止まってしまう。
さっき私が少し動いたせいか
カーテンに少し隙間が出来ていて
好奇心で覗いた向こう側には
声の主のジュリとジミンが立っていた。
挨拶の時と同じ様に
キラキラと輝かせた目で
ジミンを見上げてるジュリは
完全に"恋する乙女"の顔だ。
「ジュリさんって
ジミニヒョンの事、好きなのかな？」
ジョングクのその小さな声は
何故か少し大きく響いて
返事を返す事もなく
二人の様子をただ見つめた。
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うん - セリフの前に名前が無くて読みずらい🥹登場人物が多いから区切りつけて欲しいです🥹 (2023年2月23日 7時) (
レス) id: a404a2b4d8 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - ぱんださん» こんばんは！いつもありがとうございます。私もゆるゆると書いていくので、気長にお付き合い下さると嬉しい限りです(笑)紆余曲折ありそうですが、見守って下さいね。 (2021年9月27日 0時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ(プロフ) - のぐりさん、こんばんは。今回もすごく引き込まれながら読んでます。この後の展開楽しみ〜！くっついてくれたらいいな〜と淡く期待しながら(笑)更新楽しみに待ってますね。あっ、全然まてるのでのぐりさんのペースで！！ (2021年9月26日 23時) (レス) @page39 id: 5af68208b2 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - amoさん» こちらこそいつもありがとうございます。ご期待に添えられるか分かりませんが最後まで完走頑張ります。 (2021年9月19日 22時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
amo(プロフ) - わわ！新作だ…今作も楽しみに読ませていただきますー！癒しの供給感謝です…！ (2021年9月17日 23時) (レス) id: 23a390d558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぐり
| 作成日時：2021年9月17日 23時
