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部屋着のままでホットココアを飲みながら
録りためていたバラエティ番組に
抱腹絶倒しているとチャイムの音が鳴って
もたれていた背中を起こす。
時間的にテヒョンが来たのだ。
笑い過ぎてずり落ちた眼鏡も忘れて
待たせてはいけないと慌ただしく玄関に向かう。
「ごめんね、本当あり」
「やっほー。
テヒョイだと思った？」
勢いよく開けたドアの向こうにいたのは
テヒョンではなくジミンで
当然"ありがとう"は言えない程の衝撃だし
間違いかと思い込もうとしたが
すぐ目の前で微笑むジミンの手には
私ご所望のファイルが入った袋がある。
どういう事？
なんて言うまでもなく
テヒョンが変に気を回したに違いない。
「…ありがと。テヒョイに頼まれて来たんでしょ？」
「いや、テヒョイがAの家行くって言うから
俺から志願した。」
「はいじゃあどうもありがとうございましたー
さようならー」
開けた時と同じ勢いで
ドアノブを引いて閉めるつもりだったが
ガンという強い音と共にジミンに阻止される。
中性的な見た目に反して
男性的な力をこういう所で発揮するのは
無駄遣い以外の何者でもない。
「ねぇ！届けてあげたのに
それは酷くない？！」
ああ、始まった。
こんなタイミングでテヒョンを恨めしく思っても
どうしようもない訳でまた溜息が漏れる。
私を見下ろすジミンの筋肉質な腕と長い脚は
ドアを閉めさせてくれそうにないし
非力な私にはそれに対抗する術がない。
「…すぐ帰ってよね。
変な事したら警察呼ぶから。」
「俺が変な事すると思う？」
招き入れたジミンは
まだ靴も脱いでないのに
調子の良い事を言うし
「眼鏡かけてるところ久々に見た。
可愛い。」
足を踏み入れて早々
通報案件になりうる事を口走った。
こんな事ならコンタクトにしとくんだった。
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うん - セリフの前に名前が無くて読みずらい🥹登場人物が多いから区切りつけて欲しいです🥹 (2023年2月23日 7時) (
レス) id: a404a2b4d8 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - ぱんださん» こんばんは！いつもありがとうございます。私もゆるゆると書いていくので、気長にお付き合い下さると嬉しい限りです(笑)紆余曲折ありそうですが、見守って下さいね。 (2021年9月27日 0時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ(プロフ) - のぐりさん、こんばんは。今回もすごく引き込まれながら読んでます。この後の展開楽しみ〜！くっついてくれたらいいな〜と淡く期待しながら(笑)更新楽しみに待ってますね。あっ、全然まてるのでのぐりさんのペースで！！ (2021年9月26日 23時) (レス) @page39 id: 5af68208b2 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - amoさん» こちらこそいつもありがとうございます。ご期待に添えられるか分かりませんが最後まで完走頑張ります。 (2021年9月19日 22時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
amo(プロフ) - わわ！新作だ…今作も楽しみに読ませていただきますー！癒しの供給感謝です…！ (2021年9月17日 23時) (レス) id: 23a390d558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぐり
| 作成日時：2021年9月17日 23時
