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おかしな話だがジョングクのその
鬼の所業に対して
待って！と言えないまま
ただ固まって動けなかった。
そのかわりリビングを出て行くジョングクを
慌てて追いかけたのはジミンで
一人残されてしまった私はもう
何も考えられなかった。
ただ自分の細くはない太腿の上に
拳を置いたまま
その見慣れた拳を見つめたまま
時計の秒針の音だけを聞いた。
規則正しい音だけに集中して
どれだけ経ったのかは分からないが
突然それ以外の音が聞こえて
びくついたのは確かだ。
人の歩く足音が近付いて来て
私から少し離れた所に座った。
「…何か飲む？」
ジミンの声だ。
どちらかと言えば独特な声質で
喋る時は割と低いのに
歌ってる時は高くなって
そんなジミンの声が
好きじゃない訳がない。
二度と直接は聞けないと決め込んでいた声が
今自分に向けられてるという事実と
好きな声がじわっと身体に響いて
ただ首を横に振る。
そしたら小さく息を吐く音が聞こえて
恐る恐る目線を上げてみれば
丁度前髪を適当にかき上げたジミンの横顔があった。
私を見てないその横顔を見たら
喉の奥から
熱いものが込み上げてきた。
泣きたい訳でもないし
勿論嬉しいわけでもないし
戸惑いはあるのかもしれないけれど
もう感情がよく分からない。
むしろ呼吸もしてるかしてないか
分からない状態なのに
「もう怒らないでほしい…」
何故か口からそう出た。
その瞬間
ジミンが私の方を向いたのだけれど
私の好きな一重の目が少し大きく見開かれていて
「私はただ、ジミニの事が好きなだけ…」
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なる - おもしろかった~!! (2021年11月23日 23時) (
レス) @page39 id: 3ec18fd7b6 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - ままさん» 返事が遅くなりすみません！ありがとうございました。色々と足りない文章ですが楽しんで頂けたのなら幸いです！ (2021年8月29日 21時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
まま - 全作品読みました。どれもすごくおもしろくて、キュンキュンしました！！これからも楽しみにしてます！！ (2021年8月27日 0時) (レス) id: d8ec48e298 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - はなさん» ありがとうございました。ささっと終わらせたので物足りなさがあるかもと思ったのですが、そう言って頂けて嬉しいです。 (2021年8月25日 21時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - えまさん» ありがとうございました。ジミンさんものめり込んで頂けたら嬉しいと思いますので、どんどんのめり込んで下さい！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぐり
| 作成日時：2021年8月19日 0時
