21 天の声 と 解説係！ ページ22
今日はいつもより早く起きて監視室へと小走りで向かっていた。実は今日は我々帝国の沢山の行事にある内の大きな1つ、運動会である。そして私はその解説係になったのだ。
『おはようロボロ〜』
rd｢ん、おはようさん！今日はよろしくな！｣
『任せてね〜。みんな気合い入れてたから私も頑張るよ〜』
rd｢せやなぁ。今年は特に気合い入れとるからなぁ｣
監視室の椅子に座りロボロと暫く話す。やがて時間になるとロボロがピンポンパンポーン、とありがちな音を流して放送を流す。
rd｢間もなく、運動会開会式が始まります。幹部と出場者の方々はお並び下さい｣
そして次に私がマイクの準備をする。みんなが並んだのをみてマイクの電源をつけ開会式の司会を始める。今回の運動会では優勝景品が付くらしい。なんでも好きなことを命令出来るとか。
『では、第1種目の500m走に出る方は準備をお願い致します。』
運動会では各々が5つ出たい種目を選び1位を取った数が多い人の優勝だ。今回は幹部枠からはゾムとシッマが出ている。
rd｢…ん？リアもおらへん？｣
『…えっ』
確かによくよく見ればリアも軽くストレッチをしているのが見えた。リアもでるの…？と目を丸くしているとバッチリ目が合った。にっこりと笑われて口パクで何かを言われた。
ri｢み、て、て、よ、な｣
『…やる気満々ですねぇ』
rd｢まぁまぁwでもちゃんと参加競技として提出されてるから｣
『えぇ…』
まぁいいや、と割り振りおっけーサインをだした。下にいたスタート係が頷き位置について、とピストルを構える。パァン！という音と共に全員が一斉に走り出す。
rd｢さぁさぁ第1種目500m走！誰が1位になるのだろうか！｣
『いやーこれはゾムさんっぽそうですがコネシマさんも並んでますねぇ』
rd｢どちらが1位になるか〜！？…っておーっと？！｣
『おーっと？うちのリアが本気を出してますねぇ』
リアが凄い速さで駆け抜けている。のを、後ろから追い付いているゾムとシッマ。どうなるんだ…と見ているとギリッギリでテープを切った人が見えた。
rd｢1位は…ゾムだ〜！！｣
zm｢っしゃあ！！｣
kn｢あ"ー！おっっっしい…！！｣
ri｢うわぁ…悔し…｣
500m走、1位、ゾム
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作者名：ノエル・ウィール | 作成日時：2020年2月26日 19時
