６ 雪 有 ページ7
「ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」
深〔Aちゃん、病気持ち？〕
「……運動性の喘息」
深〔それ今までバレなかったの？笑〕
「はい」
深〔逆に凄いわ笑 えーっと、何か薬とかある？〕
「リュックの…はぁ、中に…」
深〔あぁ、辛いね？よしよし。
……誰かさぁ、Aちゃんのリュック持って来てくれない？〕
亮〔俺行ってくる〕
目〔俺も行きます。リュックだけじゃなくて荷物全部持ってきた方がいいですよね？〕
深〔ごめん、よろしく〕
目〔はい〕
……ここTravisの楽屋じゃないの？
もしかして、深澤くん達の楽屋？
どうりで静かなわけだ。
「ｺﾞﾎｯ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」
深〔よしよし、大丈夫だよ〜〕
「ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、はぁ…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」
岩〔Aちゃーん〕
岩〔咳がある程度落ち着いたらゆっくり呼吸してみよっか〕
「ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ(ｺｸｯ」
亮〔荷物持ってきたよ〕
深〔Aちゃん、自分でお薬取れる？〕
「ん、はぁはぁ」
「あか、ない……ｺﾞﾎｯ」
ラウ〔失礼するよ、〕
「ラ、ウ、ありがと…はぁ」
ラウ〔はい〕
「ｽｩｰ……ｽｩｰ」
ラウ〔はい、お水〕
「ありがと、(ｺﾞｸｺﾞｸ」
康〔なんか、ラウール慣れてない？〕
ラウ〔中学が一緒で、体育の度にこうなってたんで。あ、俺保健委員だったので保健室にいたんですよ〕
康〔ていうか、Aちゃんは今までどう隠してきたのか気になるんやけど〕
「はぁはぁ、ひと気がないとこ……はぁ、に、行ってました……」
岩〔Aちゃん、まだ苦しい？〕
「はぁはぁ、はぁ(ｺｸｯ」
岩〔ゆっくり呼吸して？〕
「ｽｩｰ、ｺﾞﾎｯ…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」
岩〔無理か。〕
「ごめ、なさい…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」
岩〔大丈夫だよ。とりあえず自分の楽なようにしな〕
「ん、ｺﾞﾎｯ」
あー、頭がクラクラする……
手足も痺れてきたし、座ってるのも辛い…
「深澤く、横になりたい……はぁはぁ」
深〔分かった〕
「ｺﾞﾎｯ、はぁｺﾞﾎｯ」
翔〔……のど飴あげる。咳とか落ち着いたら舐めな〕
「あ、ありが…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」
大〔薬効かないねぇ〕
涼〔ところでさ、それ衣装だよね？俺らもだけど〕
全〔あ〕
深〔皆先着替えていいよ〕
亮〔Aちゃん、洋服どこにある？〕
「衣装、とこ……しずが、知ってる……」
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作者名：みーたん | 作成日時：2019年4月27日 15時
