テスト 雪 D.S ページ47
ASid
もうやだ。
滅多にないさっくんと会える日なのに
なんで明日からテストなの。
提出物終わんないし←
「さっくーん」
大〔んー？〕
「もうやぁ」
大〔えー！まだ30分経ってないよ？〕
「……アニメの進み具合で時間判断しないでよ」
大〔えぇ、ごめんね？でも明日からテストなんでしょ？〕
「うん」
大〔じゃあもうちょっと頑張ろうよ！〕
「むり(即)」
大〔あ！分かったでやんす！〕
「なに？」
大〔提出物はせめて終わらせて欲しいから、提出物が終わったらドライブ行こ！〕
「頑張るっ⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝」
大〔ははっ笑 ほんとAは可愛いなぁ♡〕
「なっ///」
大〔ほらほら、早くやらないと終わんないよー？〕
「やぁ！今からすぐ終わらせるもん！」
ーーー
ふと時計を確認すると2時間も経過していた。
やけに静かだなぁとさっくんの方を見ると寝ていた。
舞台で疲れてるもんね。
そう思いながらブランケットを掛けてあげる。
大〔A……〕
一瞬起きたのかと思ったけど寝言だった。
私は飲み物を取りに行ってそこから30分ほどで
終わらせた。本当は提出物だけで終わらせたくないけど
今はさっくんの方が大事だもん。
私はそっとさっくんの目の前に座り、寝顔を眺める。
可愛い…… あ、写真撮ろ！
これでよし、と。
さっくんのスマホをちょっと失礼して待ち受けにしよう
とスマホに手を伸ばしかけた時、さっくんが起きた。
大〔……A〕
「え？あ、なに？」
大〔ぎゅーってして？〕
えーっと、これは一体？
寝起きでぽわぽわしててなんか本当に子犬みたいで
めちゃくちゃ可愛いんですけど。
しかもぎゅーってして？
なにそれ、可愛いかよ！
ｷﾞｭｯ
「こう？」
大〔んー、もっと〕
「…こんな感じ？」
大〔うん〕
「いつもお疲れ様(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」
大〔A不足すぎて干からびるかと思った〕
「会いに行けなくてごめんね」
大〔大丈夫だよ。Aは、学校どう？〕
「最近はまぁまぁかな」
大〔そっか、なら良かった〕
「さっくんの方こそどうなの？大変じゃない？」
大〔俺ー？俺はAの事考えてれば元気になるから大丈夫だよ〕
そういう事じゃないんだけどなぁ？笑
ていうか、嬉しいこと言ってくれるじゃん。
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作者名：みーたん | 作成日時：2019年4月27日 15時
