２３ 雪 有 ページ25
深澤Sid
今日は俺だけオフみたいだったから
ひとりでAちゃんのところにきた。
ノックしても返事がないのでそおっと
ドアを開けて中を覗くと沢山の手紙に埋もれて寝ていた
ほんと、可愛い……
やっぱり誰にも取られたくない。
そばの椅子に座って、そっと手を握る。
小さい手。女の子なんだなぁって思う。
「た……ちゃ？」
深〔ごめん、起こしちゃった？〕
「んーん、だいじょーぶ」
寝起きだからなのか喋り方がめちゃくちゃ幼い。
深〔手紙の量、すごいね〕
「のえっくんとしずがね、持ってきてくれたの！」
深〔ふたり、来たんだ〕
「うん！でもね、Aにお手紙渡してからね、すぐに帰っちゃったんだ……」
深〔そっかぁ……寂しかった？〕
「( ﾟ^ﾟ)｡_｡)"ﾌﾞﾝｯ」
深〔あははっ笑 ごめんなぁ、もっと早くに来ればよかったね〕
「たっちゃんお仕事は？」
深〔今日はオフなの〕
「今何時？」
深〔10時だよ〕
「のえっくんたち早かったんだねぇ」
深〔きっとお仕事の前に来てくれたんだよ〕
「嬉しいねぇ(´∀｀*)」
幼すぎてどうしましょう！？
なんかもうとにかく可愛いが溢れてるよ！
「たっちゃんはずっと居てくれる？」
深〔なるべくここにいるよ〕
「そうじゃなくて、たっちゃんは……ずっとずっと、私の側にいてくれる？」
深〔……？〕
「だから！もうっ(｀⌒´)」
「分かってよっ！」
深〔えぇ〜〕
「もういいや… ところでこのお花は？」
深〔舘さんに持ってけって言われた〕
「じゃあ涼太から？」
深〔んーん、俺から〕
「( ｰ̀֊ｰ́ )✧」
深〔いや、なに笑〕
「このお花の名前はっ！？」
深〔……確かベゴニア〕
「たっちゃんスマホを取ってくれっ！」
深〔やだよ！俺が帰ってからにしてよ！〕
「あなた何時間後のお話してるのよ！私は早く知りたいの！」
深〔俺だってやだよ！恥ずかしいもん！〕
「ん〜っ！取れたぁ♡」
深〔あっ！〕
「えーっと、ベゴニア…ベゴニア……」
見つけたのか急に顔を真っ赤にするAちゃん。
まじで恥ずかしいんだけど……///
「たっちゃん、これ本当？」
深〔聞くなよ…〕
「❀.(*ﾟ▽ﾟ*).❀」
深〔はぁ……Aちゃん、好きです。俺と付き合って下さい〕
「お願いします」
深〔Aちゃん(ｷﾞｭｯ〕
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作者名：みーたん | 作成日時：2019年4月27日 15時
