【文スト】敦くんの妹ちゃん

19話 ページ30

芥川side


あれから暫く、Aは僕の攻撃を避けては

攻撃の繰り返し。

だが、何度も此方に向かってくるが僕には当た

っていない。羅生門によって阻止されている。



芥「Aも随分と腕が落ちたものだな。
僕に擦り傷一つ、つけられていないぞ。
最後にもう一度言う、戻ってこい。此処に居続ければお前は愚者になりかねぬ。」



貴『ハァ…ハァ…っ』


Aは既に息が上がっている。



羅生門によって作られた痣や傷が所々にある。




貴『っ、じゃあ…私も最後に一つ……
絶対に戻りません！！私はもう、探偵社の社員ですっ！！』



まだ、抗うのか。仕方がない…


芥「ならば、此方も全力でやるまでだ。引きずってでも連れ戻してやる。」



【羅生門】


龍の姿をした異能がAに襲い掛かる。


貴『っ！！厄介な異能ですねっ！！』


Aは羅生門を避け、僕の心臓にナイフを

当てようとする。心臓とナイフの間は1糎まで

に縮まった。だが…_________________









芥「遅い。お前の攻撃は全て読めている。」



貴『！っう！あ"あ"っっ！！』




龍がAの首を絞め、締め上げる。


Aは苦しさに顔を歪めるが、羅生門は力


を緩めるどころか、縛る力を強くしただけだっ
た。




芥「ゲホッ、僕もお前の事は殺したくは無い。
お前も死にたく無ければ…！！」




Aは僕の後頭部を狙い蹴って来た。

当てる事は出来ていなかったが羅生門から解放

されていた。


避けた時、解いてしまったか。



貴『ゲホッ、ゴホッ…ハァ、ハァ……やっと隙が出来た…待ってたんですよ、この時間を！」



【異能力、盈虚！】



Aは切り傷が出来、血の流れている肩に

手を添える。その瞬間、肩の流れている血が止

まり、傷口も完全に塞がっていた。



そう言う事か、そうで無ければ面白くない。


僕の口角は自然と上がっていた。



貴『知っているでしょう？私の異能は治癒系。
隙さえ出来れば、どんな傷だって治せると！」




芥「嗚呼、忘れていた。だが、勝てる可能性が
上がったわけでは無いぞ。」








A、これで最後だ。



そして、羅生門をAの方へと伸ばす…＿＿







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2話に渡って、戦闘シーン続きなので、休憩と

して次はお気に入り登録者数100人越えの記念

の番外編やりまーす！！

宜しくお願いしまーす！！！

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