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五七八 ページ28

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前話の続きはぷらいべったーに載せさせて頂きました。一応R_指定なので自己責任でお願いします。
椿の交わり
ド〇ロいです(笑)
名前変換ていうボタンあるので是非名前変えてみてくださいね〜!
___________

 周りは薄暗くなっていた。夜明けは近い。信長はまだ眠っている。こうして、信長の寝顔を見るのは何年振りだっただろうか。でも、きっとこの顔が見られるのは俺だけの特権だろう、と少し頬が緩む。


「信長…」


 まだ起きるには早い、と布団に潜って信長の腕を掴んで、また眠りについた。
 数刻もしないうちに目を覚ました。隣に信長の姿はなく、幻でも見ていたのではないかとすぐ起き上がれば、蘭丸が信長の身なりを正していた。


「おはようございます、帰蝶様」


 作業をする傍らに目を覚ました俺に気付いて、にんまりと笑顔を浮かべて言った。信長は背を向けていたが、視線をこちらに向けて目が合うと、それだけで何も言わず視線を戻した。


「…あ、ぁ…お、はよう…」


 夢ではなかった。何も言わず、知らぬ間に居なくなっているのではないかと薄々思っていたが、安心した。そのときに、自分が何も着ていないことに気付いてすぐ布団の中に潜った。近くにある服を手当り次第に取って、適当に羽織って帯を閉めて、布団から起き上がる。
 信長は昨晩来た時とは違う着流しに袖を通し、羽織もはおっていた。蘭丸が持ってきたんだろう。


「もう行くのか」

「あぁ」


 信長の後を蘭丸が付き従い、縁側から降りた。信長は振り返った。何だ、と思っているとくいくい、と指で寄れと言ってくる。


「…なんだ」


 抱き締められた。今までにないほど優しく。緩やかな心臓の音が伝わる。信長はいつからこんな恥ずかしい野郎になったんだ。全てから愛情が伝わってくるようで、むず痒い。


「Aは死なせたくない、お前だけは」

「…は、ぁ?」


 俺は、ってなんだよ。俺はもう死ぬけどお前は一人でも生きろって?笑わせんなよ、誰だよ共に生きて、共に死ね、なんてクッソ重たいこと言った大うつけは。でも、簡単に信長が俺を死なせたくない、て言ったわけじゃないのは分かってる。
 心の中でぐるぐると感情が渦巻く。結局何も言えなかった。信長は、俺を離すと何も言わずに蘭丸と共に城に戻った。




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皆さんいつもありがとうございます(;▽;)

五七九→←五七七



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設定タグ:戦国時代 , 男主 , BL   
作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
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愛之助(プロフ) - パパゴラスさん» ウッッッッありがとうございます!末代まで語り継ぎます() あと少し(?)頑張ります! (9月2日 16時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
パパゴラス(プロフ) - もう少しで完結と聞いてなきました。読んでると胸が締め付けられて…もう…もう…(語彙力の崩壊)頑張ってください! (8月31日 9時) (レス) id: 665c1b4e56 (このIDを非表示/違反報告)
愛之助(プロフ) - 如月真さん» アーッ!奥様イケマセン…私も貴方のことが好きです…(?)(((失礼しました。本当に嬉しい限りです!!ゆっくりゆっくり気長に最後までお付き合い下さると嬉しいです! (8月29日 23時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
愛之助(プロフ) - 名無しさん» 爆発してますか!!?それはとても嬉しいです(血涙) もう少し…なんですよ…何だかノロノロやってたのが寂しく感じてきます…笑 ありがとうございます!無理せず頑張ります! (8月29日 23時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
如月真(プロフ) - 好き… (8月29日 20時) (レス) id: 57a41376e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛之助(元大手裏剣) | 作成日時:2020年8月16日 18時

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