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…
始業式の日にあったというあみだくじで体育館のステージの使用権をもぎ取ったという文化祭実行委員に拍手をしたホームルーム。
中高一貫校であることから受験を考えている2学年や在校生6学年の家族、知り合いがやってくる文化祭はとても賑わう。
体育館で行うとなると相当な数の観客が入ることになるだろう。
人の前で何かを発表する機会が人より多いとはいえ、そんなに多くの人数の前に立つことは年に1度あるかどうかだ。
緊張からなのかAは心からの拍手が出来なかった。
凛と共に昼食をとるためにお弁当を片手に廊下側の席に向かう。
すると視界の隅に教室の扉からチラチラと中の様子を伺う2人組の男子生徒の様子が見えた。
「誰かお探しですか？呼びましょうか？」
急に話しかけられてたじろぎながらも
「あ…牛島先輩と天童先輩ってどこにいらっしゃいますか？」
と前髪が奇抜な方の生徒から少しうつむき加減に聞かれる。もう1人は少し目を見開いてこちらを見ていた。
なるほど、その2人探していて先輩と呼ぶのであればきっと男子バレー部の1年生なのであろう。
もともと座る予定だった凛の隣の席と前の席、そこに2人の姿はない。
「その2人なら食堂行ったよー」
と、その様子を眺めていた凛からの声。
「ありがとうございました。」
とぺこりとお辞儀をして足早に食堂の方へ歩いていく様子を見届け、お弁当を広げた。
…
「先程白布と川西が来たようだな。世話になった」
昼休み終盤、聞きなれない名前に首を傾げた。
「男バレ1年の前髪アシメと気だるげ少年だよ！」
その言葉にあぁ、と納得する。
「会えたみたいで良かったよ」
「あの二人は絶対ダンス見に来るよ！」
「え、なんでなんで〜？」
「部活の連絡だけかと思いきやサラッと公演時間聞いてきたんだよねー！ま、賢二郎については予想通りだったけど！」
あはは！と笑う天童くんに予想通りとは？と思いながらも聞き流す。
部活に入っておらず後輩という存在がいないため他の学年の人について聞くことはとても面白く感じた。
…
ちなみに川西くんが食堂へ向かう途中「やっべ一条先輩キレーだったな。てか白布と身長変わんなくね？」と発言し白布くん無言でお腹にパンチをされたことを後から知り少し笑ってしまった
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衝動書き短編。
読んでいただけると嬉しいです。
シールド越しの恋[夜久衛輔]
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璃音(プロフ) - のりちゃさん» ありがとうございます！最近なかなか書こうと思えなかったのですが、やる気が出てきました…！がんばりますね！ (2020年6月2日 0時) (
レス) id: 2ce0920262 (このIDを非表示/違反報告)
のりちゃ - 好きです。。。｡いつも更新されるたびニヤつきながら読んでます。。最後まで楽しみにしてマスゥゥ (・0・*)ﾎ (2020年5月31日 8時) (レス) id: f0ef8aefa1 (このIDを非表示/違反報告)
璃音(プロフ) - 鳴瀬さん» コメントありがとうございます。既に大体の構成は出来ているのですがなかなかの長編になりそうな予感です。是非最後までお付き合い下さい！ (2020年5月7日 1時) (レス) id: 2ce0920262 (このIDを非表示/違反報告)
鳴瀬 - いつも、楽しく読ませてもらってます。体調に気を付けながら、更新頑張ってください。応援しています。 (2020年5月3日 0時) (レス) id: 67ee969d2e (このIDを非表示/違反報告)
璃音(プロフ) - 是非コメント等お願いします！ (2020年4月28日 21時) (レス) id: 2ce0920262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃音 | 作成日時：2020年4月13日 2時
