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…
結果から言うと凛のテスト結果は彼女が言っていた通り古典に特化していた。
「今回は結構良かったかも！」
そう言って笑う彼女だったが総合順位が下から2桁だったことため今後のことを鑑みると少し心配だ。
昼休みには男バレの人達が結果を教えに来てくれ、みんな少しは上がっていた様で笑顔で伝えに来てくれた。
1番印象的なのは大平くんで高校になってから初めて平均点以外の点数を取ったそう。それもそれですごいと思うのは私だけだったのだろうか。
お昼ご飯を食べると当然、午後がやって来る。
やっとの席替えにクラスが浮き足立っているのを感じる。次は誰の近くになるのだろう。
「学級委員ーくじ入ってる箱持って回ってくれ。」
そう言われ、私はくじを持ってみんなの机の周りを歩き始める。
皆が順番にくじを引き、近くの人や仲の良い人と何番だった！？と騒いでるのを見て自分も少し緊張してきた。
このクラスで話すのは凛や天童くん、牛島くん位だろう。他の人たちとは軽い挨拶を交える程度だ。
「次もAの近くになりますよーにっ」
そう言って祈るようにしながらくじを引く凛もきっと緊張していたのだろう。
対して牛島くんは席替えに対して何の興味を持たないような顔をしてくじを引く。
私も最後の1枚を引き中身を見て箱を前に戻す。
では一斉に移動！という担任の掛け声とともに机を動かした。
1番廊下側の1番前から一転。今度は窓側から二番目の1番後ろの席。教室の端から端へ移動したようなものだ。
周りには1度も話したことの無い人ばかり。
そして凛と牛島くんはなんと席がそのままで私がいた席に天童くんが座っている。
3人で話してるのを遠くから眺めていると凛がこちらに手を振り助けを求めているかのような動作をした。
微笑みながら手を振って私は読書を始めた。
私と凛が逆の立場でなくて良かった。
大丈夫。私は1人に慣れているから。
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璃音(プロフ) - のりちゃさん» ありがとうございます！最近なかなか書こうと思えなかったのですが、やる気が出てきました…！がんばりますね！ (2020年6月2日 0時) (
レス) id: 2ce0920262 (このIDを非表示/違反報告)
のりちゃ - 好きです。。。｡いつも更新されるたびニヤつきながら読んでます。。最後まで楽しみにしてマスゥゥ (・0・*)ﾎ (2020年5月31日 8時) (レス) id: f0ef8aefa1 (このIDを非表示/違反報告)
璃音(プロフ) - 鳴瀬さん» コメントありがとうございます。既に大体の構成は出来ているのですがなかなかの長編になりそうな予感です。是非最後までお付き合い下さい！ (2020年5月7日 1時) (レス) id: 2ce0920262 (このIDを非表示/違反報告)
鳴瀬 - いつも、楽しく読ませてもらってます。体調に気を付けながら、更新頑張ってください。応援しています。 (2020年5月3日 0時) (レス) id: 67ee969d2e (このIDを非表示/違反報告)
璃音(プロフ) - 是非コメント等お願いします！ (2020年4月28日 21時) (レス) id: 2ce0920262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃音 | 作成日時：2020年4月13日 2時
