Episode 11 ページ11
.
______暗い場所にいた。
どこを見渡しても真っ暗で、自分の手さえも見えない、暗い、暗い場所。
_____どこからか声がした。
ずっと聞いていたいと思うくらい、透き通っている綺麗な声。
どこかで、聞いたことがある声。
「私、また君に会えてよかった。
しばらくこのままでいたいけど、いつ帰るかはわからないから…。
君はもう私のこと、忘れちゃったかな」
ああ、君は_____
『_____…さん、センさん！セーンーラー!!!』
「うわぁッ!!?」
後頭部と背中に走る鈍い痛み。
ああ、久しぶりにベッドから落ちた。
『んもう、何回呼んでも起きないんですもん！
私のせいじゃないですからね!!』
「いったぁ…。だからってあんなに激しく肩揺すったら落ちるって！
元はと言えば ノアが勝手に俺のベッドで寝てるからやろ！」
『う、それはすみません…』
「いったいわもう……、ちょっと手ぇ貸して」
『はいはい』
ベッドの脇から腕を伸ばせば、白くて小さい手がグッと腕を引っ張った。
ただ、ノアの足下にはベッドから落ちた掛け布団が……。
『…えあ、』
「ん!?」
『うわぁいぇッ!!?』
ノアは足を滑らせ、俺の腕に引っ張られる形に。ベッドの角にノアの足が引っ掛かり、そのまま前に倒れ込んだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 203人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らふと。@テストが迫ってきたので低浮上(プロフ) - でかかったって何が!?……ノアちゃんが可愛かった。センラさんの京都弁？関西弁？のなまりが凄く良かったです。更新楽しみにしてます！ (2017年2月13日 22時) (
レス) id: 885ba783b1 (このIDを非表示/違反報告)
闇雨 - 更新頑張ってくださいませ！ (2017年1月23日 15時) (レス) id: 79aadb4f44 (このIDを非表示/違反報告)
艶@こたぬき(プロフ) - 更新頑張ってください!!応援してます！ (2016年7月9日 10時) (レス) id: 00950b2f19 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなっつばたー@坂田家(プロフ) - 禁忌さん» あ、ありがとうございます…!!w志麻さんの小説終わらせてから更新します…すみません!! (2016年7月5日 18時) (レス) id: e204a77332 (このIDを非表示/違反報告)
禁忌(プロフ) - 面白いです！更新いつまでも待ってます！！！ (2016年7月5日 17時) (レス) id: 84ad76b91a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴーなっつばたー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pin/
作成日時：2016年5月31日 19時
