願い8 ページ9
『さてと……自己紹介終わったし暇だー』
「これから学長のとこに行くんだけど」
『なにそれ聞いてない!学長って夜蛾さん?なら行く!』
あの人の作る呪骸は可愛いから好きなんだ〜。
「学長と知り合いだっけ?」
『転校手続きの時に会ったよ』
「何か言われませんでした?」
『何も。……あぁ、何しに来たんだって言われた』
「それ俺も言われたっす」
「で、なんて答えた?」
『癒しを求めて、って』
なんか皆苦笑いしてるんだけど!
なんで!?
「これは気に入られるはずだわ。そんじゃ行くよ」
『気に入られたってボクが!?そうなの!?いやその前に離して!苦しい!首根っこ掴まないで〜!』
「うるさいなー。シメちゃうぞ?」
『怖っ!それが生徒に対して言うセリフか!』
「僕に勝負挑んだのは君でしょ」
『はぁ…』
「おりょ」
悟先生の手からスルリと抜け出す。
さすがに先生も驚いたようだ。
呪術だけじゃないもんね。近接戦ではボクの術式あんま役に立たないから。体術もバッチリだよ。
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作者名:ノンノン | 作成日時:2018年12月31日 20時