深淵を覗く勇気は ページ20
それは12年ほど前のこと。
父親と向かったのは、星漿体の殺害。
いつも通り、父の仕事をただ眺め、危なくなれば言われた通りに呪文を唱える。その日もそれだけのはずだった。
安全な所から見とけ、と知らない髭の人と一緒にいるよう指示された。
(…あの人、タバコ臭いから嫌だったな)
そして、父親が殺されかけて、飛び出していって…。
(あぁ、そうだ。ここで
不思議な、吸い込まれそうなほど透き通った、綺麗な目を思い出す。
その冷たい瞳の持ち主に向かって翼は必死になって頼んだ。
“ころさないで”
それでも聞いてくれそうになかったから、教えられた“ワザ”を使う。
そこから先は、すっぽり記憶が抜けてしまっている。
どれだけ思い出そうとしても、白いモヤがかかって分からないまま。
(きっとあれは術式で、それによって忘れてしまったんだろうな)
***
お久しぶりです。とてつもなくお久しぶりです。
更新最盛期から読んでくださってた方はまだいらっしゃるのでしょうかね。最終更新日を見て時の流れの早さを感じました。
この作品については本当は最終話まで書き終わってはいるのですが、あまりしっくり来なくて非公開のまま悩んでいるうちに日々の忙しさに埋もれていました。
今でも全然しっくり来ていないですが、せっかく書いたので最後までマイペースに更新していきますので、よろしければ最後までお付き合いしていただけますと幸いです。
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ノンノン(プロフ) - 紅葉さん» 返信遅くなって申し訳ありません。面白いと言って頂けて嬉しいです!更新頑張ります!! (2020年1月26日 14時) (レス) id: 4f5d0a225d (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - とっても面白いです!!これからも頑張ってください (2020年1月8日 13時) (レス) id: a96e485a5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノンノン | 作成日時:2019年12月16日 17時