たとえ暗がりであったって ページ17
「翼、出掛けてたのか」
『うん。野薔薇ちゃんと買い物に』
「嬉しそうだな」
『服いろいろ選んでもらったの。こんな感じ』
買ったもののひとつを広げてみせる。
「あぁ、いいんじゃないか?翼に似合いそうだ」
「アンタ、翼だけは褒めるわよね。もっと私も褒めろ」
「はぁ?何でだよ」
『け、喧嘩しないで』
「ただいまー…おっ、翼、それ可愛いじゃん」
『…はい』
「五条に対してえらい塩対応じゃん。ハッさては初対面で何かされた?」
「は?アンタ人の妹に何したんですか」
「えー?僕何もしてないよ?だよね?」
『……』
下を向いて黙る翼。
これは野薔薇はおろか、恵や五条ですらも予想していなかったことで、空気は凍る。
「え…マジ?」
「俺に聞かないでください」
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ノンノン(プロフ) - 紅葉さん» 返信遅くなって申し訳ありません。面白いと言って頂けて嬉しいです!更新頑張ります!! (2020年1月26日 14時) (レス) id: 4f5d0a225d (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - とっても面白いです!!これからも頑張ってください (2020年1月8日 13時) (レス) id: a96e485a5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノンノン | 作成日時:2019年12月16日 17時