番外編-1 ページ16
番外編
「…んまい。」
隆二「でしょ。」
直人「てか俺ら昼も麺だったよね？」
ELLY「麺でしたね〜メンディィイ！！」
直人「ブフォ！それは卑怯だわッ！ww」
「きたない…」
直人「ご、ごめん！」
「ティッシュ、はい」
直人「ありがとーう」
隆二「すいません、Aががっつり食べたいって言うから…」
ズゾゾゾッ…
ダンススタジオでの練習後、俺たち4人は都内のラーメン屋に来ていた。
ここのチャーシュー麺はまじでめっちゃ美味い。
「…メンマ食べれない。」
直人「え、ガチ？A嫌いなもんとかあんの？！」
「メンマだけは無理です。でも残すのは忍びないです」
どうしましょう。と 真顔でこちらを見るA。
なんだよ。と思ったが、Aの言いたいことは大体理解した。
(俺に処理しろつってんのかこいつ)
「どうしましょう。」
隆二「…俺が食べましょう。」
「ありがとうございます。」
Aの口調に乗せられてつい応えると、器をズイッと俺の方に寄せて取ってくださいの仕草。
俺は丁度箸で麺を挟んでいる途中だったので
隆二「自分で入れて笑」
「あい。」
言うが早いか、物凄いスピードで俺の器にメンマを移してくるA。
それ食っても大して味しないだろうと思わせるような欠片まで一つ残らず丁寧に移して来やがる。
隆二「……」
直人「本当に嫌いなんだね笑」
ELLY「食べるの好きなのに珍しいね。なんだっけほら、前に言ってたやつ。食欲は…」
「正義です。」
隆二「なにそれ。」
だせえ。
終始真顔だけどこれ本気で言ってんのか？
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作者名：とまと野郎
| 作成日時：2014年11月22日 22時
