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広臣「なんすかこれ…」
「あ、やべ」
「隠しとけって言ったろ…！」
隆二と公園で話してから2日後。
事務所に来てみるとそこには
“香椎Aをころす”
“三代目の疫病神”
“しねしねしねしね”
ダンボールいっぱいに溢れたAへの脅迫状のような手紙。
広臣「待って…え？これ全部？」
事務室の奥の方に隠すように置いてあったのは見える限りでもダンボール5・6箱分。
これ全部Aへのバッシングなのか？
「いや…週刊誌出てから少しずつ送られてくるようになってたんだけど…ここにあるのは全部 昨日今日と事務所の前に置かれてたやつだ」
広臣「昨日…？」
まさかと思うが、これ全部百合根の仕業か？
「Aには内緒な？」
広臣「はい…」
呆然と佇む俺を置いてスタッフは事務所から出て行った。
.
広臣「…おはよー」
隆二「おはよう。」
現場の楽屋に着くと そこには隆二しかいなかった。
広臣「パフォーマーは？もうリハいっちゃった？」
隆二「おう、今さっき」
広臣「そっか。……」
隆二「どうした？Aと話そうと思ってた？」
広臣「いや。…まあそれもあるけど、それは本番の後でって思ってる。」
隆二「そうか。じゃあ…」
広臣「…百合根が、動き始めてる。」
百合根のAに対する悪意は、もう首元寸前まで迫ってきてた。
.
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作者名：とまと野郎
| 作成日時：2014年11月22日 22時
