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隆二「…俺は？」
「顔が怖い。」
隆二「はっきり言ったなお前。本当失礼」
「言えって言ったんじゃないですか」
隆二「んだよ。俺もお前に思ってること言ってやろうか？」
「あ、間に合ってます。」
隆二「なんでだよ！」
「どうせアレですよね。“生意気” ですよね。」
隆二「…その通りだよ。」
ほらね、とでも言いたげなAのドヤ顔(？)が腹立つ。
生意気って決して褒め言葉じゃないからな？
隆二「じゃあ、…臣は？」
「……」
隆二「A？」
今まで割とスパスパ答えていたのに、臣のところで言葉が詰まるA。やっぱり人に軽く言えるような印象持ってないのかな…
「歌って上半身脱いだ時の…ここの、外腹斜筋のスジに溜まってる汗、ですかね。」
「「「………。」」」
服の上から脇腹を示してそう言うAに固まる俺ら。
直人「待ってなにそれ！」
隆二「臣だけ着眼点違くね？！」
ELLY「おかしい！」
「だって目が行くんですもん。」
彼の 脇腹。
Aの顔は真剣そのもので、冗談を言っているわけではなさそうだ。
直人「Aは脇腹フェチだったのか…」
ELLY「これはまたマニアックな…」
隆二「変態だろ…」
「は？そっちも結構変態っぽいですよ」
隆二「なんでだよ」
「ラジオ聞いてますからね。」
隆二「おま…あれは、男は皆あんなもんだから！」
「AKIRAさんは結構そっち寄りかもしんないですけど亜嵐はそんなことありません。」
隆二「お前の中の男ってその2人しか居ねえのかよ。言っとくけど亜嵐だって ピー！ の ピー！ とか見て ピー！ してんだよ。」
「亜嵐は ピー！ の ピー！ 見たくらいで ピー！ するような奴じゃないです！」
ELLY「ちょっと！A女の子なんだからそんな言葉叫ばないで。てかここ飲食店だからね！」
直人「案外仲良いねお前ら。」
ほんっと、話せば話すほど生意気な女だわ。
番外編 了
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作者名：とまと野郎
| 作成日時：2014年11月22日 22時
