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「なにしてるの、健さん」
震える声でそう言いながら楽屋に入ってきたAと残りのメンバーに、
健二郎「っ、ごめんA、」
俺を殴ろうとした拳を咄嗟に引っ込めた健二郎さん。
直人「何があった？大丈夫か、臣？」
臣「……、」
健二郎「大丈夫なわけあるかい。」
剛典「え？」
健二郎「今回のこと、全部こいつが原因や。」
剛典「…どうゆうこと？」
岩ちゃんが声を低くして俺を見る。
直己さん 直人さんもびっくりしてて、ELLYはAと俺の間に立つように場所を移動した。別に襲いかかったりしてえよ。
健二郎「臣があの記者の女と度々飲んでて、Aのこと…悪く言った事もあるって」
剛典「は？どうゆうことっすか臣さん」
臣「どうゆう事もなにも、今健二郎さんが言ったまんまだよ」
剛典「ーーッ！！」
直己「岩ちゃん！」
隆二「おい！やめろって！」
ガッシャァン！
岩ちゃんが俺に掴みかかってきて、余りの勢いに俺と岩ちゃんは椅子を巻き込んでそのまま床に倒れこむ。
臣「っ、」
パイプ椅子に脇腹を強打して顔が歪む。
剛典「っ、許さねえ！」
俺の上に馬乗りになって拳を振り上げる岩ちゃんに、思わず目を瞑った。
「やめてッッ！！！」
高い叫び声が聞こえ 思っていた衝撃が来なくて、ゆっくりと目を開いた。
「お願い剛典ッ、殴らないで、！」
Aが岩ちゃんの拳を握りしめて 悲痛な顔をしていた。
岩ちゃんは我に返ったようなびっくりした顔をしていて、俺とAの顔を交互に見ると ゆっくりとその拳を下ろした。
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作者名：とまと野郎
| 作成日時：2014年11月18日 19時
