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羽田に新千歳からの飛行機が降り立つ。
(くる……来る、！)
飛行機に乗ってる間の約3時間、頭の中にはパチパチとした火花のようなビジョンが現れては消えてを繰り返している。
しかし時が経つにつれそれはどんどん形を作っていき、
「目黒区○○まで、」
「かしこまりました。」
すぐさまタクシーに乗り込み運転手に住所を伝え、イヤホンを耳につける。
流れてくるのはまだ歌詞の付いていない伴奏。
歌詞が付くより先に音楽プロデューサーと共に自分なりに音を加え、ほとんどイメージ通りの音になっていた。
「…ーー
、Never en…〜 Never ー…〜
ーーたちの、未来、は…
Never end〜 Never…nd
わたしたち の、明日は…
ーーー…〜〜 ーーー〜〜…
ーー数え きれない、やさしさが 支えてる」
少しずつ溢れてくる、身体中を巡る、火花のような感情。
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作者名：とまと野郎
| 作成日時：2014年11月16日 0時
