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少し照史くんと二人で話して、
何となく呼び方も変わり、敬語も外れてきた頃。
緑「 ただいま〜 」
橙「 モンチおかえり〜 」
緑「 おん、あ、これ皆の分 」
と、智ちゃんが人数分の飲み物を抱えて帰ってきた。
てっきり自分の飲み物を買って来るのかと思ったら
皆の分まで買って来てくれて
やっぱりオカンだなあ、なんて考える。
橙「 そう言えばAもご飯まだやろ？」
『 あ、おん 』
橙「 一緒に食べる？」
『 …照史くんがそれでもええんなら 』
橙「 俺は全然ええ「 ちょっっ、と待って？！」
…モンチ？」
私と照史くんがご飯の話をしていたら
急に大声を上げて会話をストップさせた智ちゃん。
抱えていた飲み物をテーブルに並べたかと思ったら
グイッと前のめりになって私と照史くんを交互に見た。
そんな智ちゃんの顔を見ると
大きな目を更に開き、今にも瞳が零れ落ちそうで。
緑「 え、え、ちょっと待って 」
…かと思ったら、
今度は頭を抱えて病室をウロウロし出した。
流石に見兼ねた照史くんが
「モンチ、落ち着きや」と声を掛けるも
「落ち着いてなんか居られへん、淳太に報告や！」と
スマホを取り出して連絡し始めた。
そんな智ちゃんが可笑しくて
照史くんと2人で顔を合わせて笑うと
智ちゃんはまた大きく目を見開き、「ぬぉ」なんて変な声を出した。
『 もう、智ちゃん何？』
緑「 え…だって…、
あんたらさっきまで喋っとらんかったやん、全く 」
言われてみれば、と思い照史くんを見ると
彼も同じことを考えていたのか、
どこかハッとしたような表情を浮かべていて。
…照史くんは人との間にある壁を
ナチュラルに壊す天才なのかも、と思った。
緑「 ちょっと…ビックリしたぁ 」
ふぅ、と胸を撫で下ろした智ちゃんは
並べた飲み物の中から、
ココアとコーヒーを私と照史くんに差し出した。
緑「 Aはココア、照史はコーヒー 」
橙「 モンチありがとお 」
『 ありがとう、いただきます 』
そう言うと智ちゃんは恥ずかしそうに笑みを浮かべ
自分のココアを飲み始めた。
…それから少しして藤井さんが目覚め、
その後すぐにご飯を買いに行っていたメンバーが帰って来た。
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ｲﾛﾊ(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます …！そう言って頂けて嬉しいです ◎ ゆっくりですが加筆して参りますので、お読み頂けたら幸いです。これからもよろしくお願い致します ◎ (2021年3月25日 0時) (
レス) id: c6ea372a6e (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています！更新楽しみにしていますので、無理をしない程度に頑張ってください！ (2021年3月24日 23時) (レス) id: d72ab54115 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｲﾛﾊ | 作成日時：2021年2月20日 18時
