21 / メッセージ ページ21
それからしばらく、
どこか高揚している感覚と脱力感を抱え
ソファに沈んだままボーッとしていた。
するとスマートフォンから、ピコン、と
メッセージを受信した音が鳴った。
まだ夢見心地な頭でロックを解除し、
メッセージを確認するためアプリを開く。
連絡は崇くんからだった。
"【 今日はお疲れ様！
ご飯も楽しかったな〜、また行こうな！！
ちゃんとお風呂入ってゆっくり休むんやで〜！
んじゃまた！これからよろしくな！！】"
メッセージはこの4行だった。
たった4行、されど4行。
この4行の後に、再びピョコっと追加されたメッセージ。
【返信不要！！】と何とも優しい崇くんからの気遣い。
このメッセージ達を見ただけで、
心がぽわあっと温かくなった気がして
思わず笑みが溢れる。
『 …よし、』
立ち上がって、お風呂へ向かう。
ご飯を食べている時に、
「スキンケアとか、ちゃんと気ぃ遣わなアカンで」と
淳太くんに言われたのを思い出して
洗顔も、泡立てネットまで使って入念に行った。
お風呂から出てスマホを見ると
今度は別の人からのメッセージ。
"【 今日はお疲れ様、淳太です。
初めましてやったけど色々話せて良かったわ。
今夜はゆっくり休んで下さい。
明日からもハードやけど、無理はせんこと！
俺でも�陲舛磴鵑任癲�何かあったら言って下さい。
んじゃあ、また後で。】"
実際に対面している時から優しい言葉をくれる淳太くんは
メッセージ上でも安心出来るような言葉を並べてくれる。
そんな二人の優しさに嫌と言うほど触れ、
ちょっとだけ、涙が出そうになった夜だった。
いつもよりもかなり丁寧に髪を乾かして、
ふう、と心を落ち着かせてからベッドに入る。
明日からのレッスン、頑張ろう。
何だか今日は良い夢が見られそうな気がして、
ゆっくりと目を閉じた。
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ｲﾛﾊ(プロフ) - シオンさん» コメントありがとうございます。1番なんて恐れ多いですが、本当に嬉しいです！ありがとうございます…！亀さん更新ではありますが、お付き合い頂けたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。 (2021年2月20日 18時) (
レス) id: c6ea372a6e (このIDを非表示/違反報告)
ｲﾛﾊ(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです …！亀さん更新ですが、お付き合い頂けたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。 (2021年2月20日 18時) (レス) id: c6ea372a6e (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 以前より読ませていただいています。1番大好きな紅一点小説なので更新されるたびにドキドキとワクワク、またどのような部分に新たな言葉が加わっているのだろうと楽しみで仕方がありません。これからも応援しています！ (2021年2月12日 1時) (レス) id: c0d520ec71 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - この作品前に連載していた時から読ませていただいています！めちゃくちゃ大好きな作品で更新されるのがとても嬉しいです！頑張ってください！ (2021年2月12日 0時) (レス) id: 971f641812 (このIDを非表示/違反報告)
ｲﾛﾊ(プロフ) - 亜由美さん» コメントありがとうございます。亀さん更新ではありますが、お付き合い頂けたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。 (2021年1月25日 17時) (レス) id: c6ea372a6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｲﾛﾊ | 作成日時：2021年1月8日 0時
