09 / 会議室 ページ9
彼に教えてもらった通り歩くと、
会議室が見えて来た…のだが、
そこは先程まで待機室だった部屋の隣にあった。
私はどれだけ周りを見れていなかったのか…
ふう、と軽く息を吐いて扉をノックする。
扉が開くとそこには先程の面接官の人達の他に
顔が整った男性が七人座っていた。
あれ、あの人…さっき道を教えてくれた人…、
ガタッと真ん中にいた社長らしき人が立ち上がり
「 紹介しよう、ジャニーズWEST
新メンバー ･ 海葉 A だ 」
と、そう言った。
まだ実感が湧いておらずボケっとしていたが
視線が集まっていることに気付いて慌てて頭を下げる。
『 よろしくお願いします。
海葉 Aです 』
社長「 じゃあよろしくね、そこ座って。
これから歌とダンスの練習、バラエティ番組や
音楽番組にも慣れていかなくちゃいけないんだ。
厳しい事を言う様だけど、
今、ユーに休んでいる時間はない。
今やっている仕事も、
保証書はこちらから出すから、辞めてもらう 」
今、やっている仕事...
社長「 それから、暫く…、と言っても短ければ3ヶ月程
長ければ半年から1年くらいは
ユーには友達と会う時間や
今いる会社の同僚と言ったところか、
そういった人達には会えないと考えてくれ。
もちろん家族の時間はあった方がいいだろう、
その時間は作るつもりだから安心してくれ 」
グサグサと残酷なことを並べられて、
私の頭はパニックになりそうだった。
でも、この業界はそういう所、と自分に言い聞かせて
『わかりました』と返事をした。
社長「 よし、ではこれからは
メンバーとゆっくり打ち解ける時間にしよう。
隣の待機室を使ってもらって構わないからネ 」
社長がそう言って微笑むと、
一番しっかりしていそうな人が
「ありがとうございます。
失礼します」
と言って部屋を退室するのに続いて
皆が一列になって出て行く。
そしてそのまま待機室に入った。
「 えっ、と...、海葉さんやったっけ？
よろしゅうな、俺 中間淳太 」
「 あ、俺 桐山照史 」
「 �霤朕鰺気任后△茲蹐靴紊Δ� 」
「 重岡 」
「 神山 」
「 藤井 」
「 小瀧、です... 」
『 …ぁ、海葉 Aです。
よろしくお願いします 』
さっきの美形さん、
このグループの人だったんだ。
…でも、もしかしなくても分かる。
今ここで、私は歓迎されていない。
ただの "邪魔者" 化してしまっていること。
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ｲﾛﾊ(プロフ) - シオンさん» コメントありがとうございます。1番なんて恐れ多いですが、本当に嬉しいです！ありがとうございます…！亀さん更新ではありますが、お付き合い頂けたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。 (2021年2月20日 18時) (
レス) id: c6ea372a6e (このIDを非表示/違反報告)
ｲﾛﾊ(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです …！亀さん更新ですが、お付き合い頂けたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。 (2021年2月20日 18時) (レス) id: c6ea372a6e (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 以前より読ませていただいています。1番大好きな紅一点小説なので更新されるたびにドキドキとワクワク、またどのような部分に新たな言葉が加わっているのだろうと楽しみで仕方がありません。これからも応援しています！ (2021年2月12日 1時) (レス) id: c0d520ec71 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - この作品前に連載していた時から読ませていただいています！めちゃくちゃ大好きな作品で更新されるのがとても嬉しいです！頑張ってください！ (2021年2月12日 0時) (レス) id: 971f641812 (このIDを非表示/違反報告)
ｲﾛﾊ(プロフ) - 亜由美さん» コメントありがとうございます。亀さん更新ではありますが、お付き合い頂けたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。 (2021年1月25日 17時) (レス) id: c6ea372a6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｲﾛﾊ | 作成日時：2021年1月8日 0時
