ベタでいいじゃん 【Ren.M】

#8 ページ8

貴女side


1度上がってしまった心拍数は






目の前で微笑む目黒さんのせいで一向に治まらない。








『あ...あの、私本読むんで目黒さんは目黒さんで自由にしてていいですから。』









蓮「じゃあ、本読んでるAちゃんみてる。」









そんなに見つめないで。







芸能人と一般人が恋愛できるのは
2次元の世界だけなんだから。







勘違いするな私。








なんて、自分に言い聞かせて。









でも、目黒さんは



蓮「勘違いされても、全然いいんだけど？(ボソ」









『なんか言いました？』








蓮「ううん。あ〜撮影今日どうしてもミスできないからめっちゃ緊張するわ。どうしようAちゃん！！」









そんなこと、私に聞かないでくださいよ。
私ができることなんて、、、








『あ...この栞、御守りとして...使います？』








めっちゃポカンとしてる目黒さん。




やっぱ迷惑じゃん。自分。








『い、いやその冗談で、、、』
蓮「めっちゃ、欲しい。いいの？」






そういう目黒さんの顔はとても輝いていて









もっと喜ばせてあげたい。
そう思ってしまった。

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