【ナンバカ】新人看守は美人で皆から愛されてます。

第三十四話　久々 ページ36

猿「________あぁ？報告書だぁ？」









久しぶりに訪れた5舎。悟空さんに報告書を届けに来たのだが…









「……悟空さん。隈が酷いようですが…」









彼の目の下には隈ができていたのだ。肌の色からしてもよく目立つ程だ。









「寝不足ですか？」




猿「お前が居なくなってから、俺が猪里の仕事をやることになってよ…」




「猪里さんのを？こんなにもやつれているのに、仕事を受け持ったのですか？」




猿「嗚呼…」




「……ちょっと失礼。」




猿「は…？…っ！？」









私は悟空さんの額に手をあて、熱がないかを確認する。




もし熱だったとしたら無理をさせる訳にはいかない。









猿「おまっ…！何を…！」





「……熱くはないですね。」




猿「いや、熱なんかねーから！つか近い！」




「すみません。しかし寝不足なのはよくないです。」




猿「お前…」




「少し仮眠をとってください。その間私が仕事をしますので。」




猿「……」









額から手を離し、彼の顔を見る。
悟空さんは数秒間黙りこむと「……頼めるか」と言った。









「少ししか居れませんが、できる限りは。」





猿「…んじゃあ、頼むわ。」







「はい。」









悟空さんはふらついた足取りで、仮眠室へと向かった。









「(大丈夫でしょうか…)」





猿「(くそっ…あいつ顔ちけぇって…)」

第三十五話　瞬きくらいの→←第三十三話　温かい

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す